顎の中抜きでは尖らすのは困難

加藤ローサの顎にするには中抜きでは無理昨日も顎骨削りをしました。以前から「アゴは中抜きvs削り」の議論がなくはないのですが、レントゲンで見れば分かるように、モデルの加藤ローサ風にとがらせて下さい。と言われれば、中抜きの選択肢はないです。
顎を小さくしたい可愛くしたいというご希望の場合、とがらせたいというのもあり、水平骨切りして中抜きし顎骨末端を上に接合しても、元々の顎先が平べったい事が多く、余りとがらせられません。
オトガイ筋群付着部の固定ですが、中抜きでなく、切り落とし・削りの場合、筋肉を骨膜と伴に定位置に戻し骨にくくり付ければ良いのであり、そうすれば中抜きと比べて軟部のタルミ・二重顎が余計目立つようなことはないです。
筋肉の付着部を骨をごと切って移動させて金属で留めるような事は、膝蓋腱を脛骨粗面から外し内方移動させる様な場合は膝の強大な伸展力が加わるので骨と骨で接合させるのは絶対ですが、弱い力しか掛らない筋肉の付着部では骨膜と骨の固定で良いものです。整形外科領域の自験例でそれで上手く行っていますので、私は、ここでは中抜きに固執しないのです。