美容外科の現場を見たから形成外科転科を見送った

 平成元年~3年初頭時、徳永美容形成外科クリニックは九州随一の美容外科クリニックであったのは、たぶん間違いないと思いますが、当時、徳永先生の手術を食い入るように見つめて来た私の結論は、徳永先生には大変申し訳ないのですが、『整形外科に居たままでも、いずれ美容外科はやれる。ただし唇裂の二次修正とか噛み合わせに絡んだ手術等は諦める。でも整形外科で基本的な形成外科的手技は身に付けられるから、整形外科(特に手)を修めてから、美容外科の常勤を続ければきっと大半の美容外科手術はモノに出来る。むしろ骨削りは上手くなろう。ただ整形外科に居ながら形成外科的手技は身に付けていくチャンスは限られるから2倍は働かなくてはならない。でも働くのは好きだし、その直結しない医療もいずれ間接的に役に立つ。だから当面は整形外科を辞めない。』というものでした。徳永美容形成クリニックに出入りしたことで美容外科をやる決心がついたのに、徳永先生のお勧めされた形成外科転科へ直ぐ動こうとしなかったのは重ねてですが、大変申し訳なく思っております。