(埋没法+)脱脂の傷

 全切開の傷の事で悩んでいた私ですが、埋没法に脱脂も同時に行う際、習いはじめの頃は、5~6mm切開し皮膚を糸1~2本で縫合してやって下さい。などと言われやっていましたが、その抜糸も1週間ではなしに2~3日で行い、後々傷をみる機会があった時、全切開の傷より明らかに綺麗なのには注目していました。全切開のある部分の傷5~6mmより脱脂の傷5~6mmに傷の方が綺麗・・・。
 そして脱脂手術も慣れるに従い傷の長さを4~5mm→3~4mm→2~3mm→2mm以下と、どんどん小さく出来るようになった時、この傷は後々肉眼では分かり難い・・・。なぜだろうか?極小と言えどメスで皮膚を切っているのに。思えば、留置針(金属針と外側のテフロンの2重構造の針:手術で長時間点滴を続ける際に、この針を血管に刺し、テフロン部分を残し点滴を流す)の太いのは針先の幅が1mm超えるのに、それを刺した皮膚に後々傷が残ってない。1mm+αの皮膚を切ったのと同じなのに・・・。
 こういう思いが、後々今まで全切開しか仕方ないか。と思っていた人に小切開を薦めることに繋がって行きました。[続く]