天野篤先生:順大医学部教授(3浪で日大医学部卒)が天皇陛下を手術

天野篤 順天堂大学病院教授(3浪 日本大学医学部卒) 最近の週刊誌を立ち読みすれば、「天皇陛下の心臓バイパス手術は、東大医学部教授(創価学会!)がアシスタントについて、天野篤:順大医学部教授(3浪して日本大医学部卒)が執刀・・・浪人中はパチンコ三昧だった事もあったが、卒後は色んな病院で武者修行」などとやや茶化してる書いているのを見ます。また同じ事をネットで検索すると「3浪ポン大卒が天皇を執刀きゃあ・・・日大>>東大www」等と更に増長した記述も複数ありました。
 私は2浪/新設私立医大(保健衛生大)卒ですから大学の偏差値ランク付けですともっと下なのですが、実は医師としての生き方は医師国家試験後に皆が横並びで、よーい・ドンで走り出すマラソンと思ってよいです。徳洲会病院在職中にそれを強く感じましたが、学閥などより今、現場でどれだけ使える人材なのかで医師としての人物評価が決まります。それと私は母校の6年間が今持って大好きです。しかし大学が好きというより、あの時の自分の生き方が好きというところです。高校~浪人中に読書に励み考えが到達した事を初めて実践し達成感を得られたからです。医学部の学生時代は『TOTALER-KRIEG』または『BRITZ-KRIEG』を信条としていましたが、これは当に徳洲会的な思考でした。後年、徳洲会に惹かれ大学を辞して湘南鎌倉総合病院に就職したのも自然の成り行きだったと思います。
 また、31年も前の話ですが、実は私の兄は私が名古屋保健衛生大医学部に合格したので行くか?との話になった時、カンカンに怒って「私立医大に行くなんて滅相もない!」と怒鳴ったのですが、父が「(医者になってみたら分かろうが)私立に行っても1年でも早く医師としてスタートする方が良い。」と諭したので入学したのでした。それは正解だったと思います。