私の二重手術、小切開の進化

以前書きましたことは図の如くです。脱脂の傷はやや外側で、脱脂しか行わないので2㎜以下の切開もしくは太めの針で穴を開けてで出来ます。しかし小切開は脱脂+瞼板前組織と眼輪筋の固定という作業が加わるため、あまりに小さい傷では不可能です。10年位前に行っていた2ヶ所切開でも良いのですが、やはり目頭&目尻付近もきちんと内部処理しようとすれば、3ヶ所切開の方が良いです。それで3ヶ所切開に移行しましたが、慣れてくるに従い、経験的に1ヶ所2.8~3mmの切開があれば確実に瞼板前組織まで達し、そこを眼輪筋と固定することができています。なお、この切開は皮下全体をいじる窓に過ぎません。切開した直下だけ処理するわけではないので、切開部分だけが凹むようなことはないのです。
[...] 私が13年ほど前に勤めていた大手美容外科には、『黒目の上1cmの小切開の傷をもう少し内外へ伸ばした上で、瞼の皮膚は柔らかいので内側へ、外側へとグッと引っ張って皮下の内部処理を行えば、全切開と同じ内部処理の二重を作る事が出来て傷は短めで済む。それが中切開。』という様な事を実践されている先生がいました。真面目で学級的で好感の持てる先生です。 私は同時期に、1cmの小切開の傷を5mm、5mmとして間を空けて皮下を目頭~目尻まで内部処理する小切開(あのクリニックでは、木村式小切開とのアダ名が付けられました)を始めており、中切開の先生と伴に「均一なラインを作りたい。」との思いは同じだったと思います。ただ手法が違う形で表れたのでした。(続く) カテゴリー: 目 | コメント (RSS) | トラックバック [...]