後頭部ハイドロキシアパタイトに異物反応や感染だなんて2

私はこの患者さんには下記のようにメールしました。
【・・・(セカンドオピニオンの医師が言ったイソジンガーゼを詰めるような)消毒剤を創内に入れたままにする治療は一方法とは思いますが、消毒剤は創面を痛め、創傷治癒を遅らすことにもなりますので、これを行わない医師も多くおります。広い範囲に感染が生じた場合は消毒より大量の生理食塩水での洗浄・抗生剤投与・ドレナージ(排液)を行うというのもあり、私はこれを支持します。
・・・しかし以前、当院で細菌培養した時は菌(-)でしたし、感染ならば生じる炎症の四徴候が揃っていませんでしたから、私は今も感染には否定的です。
感染よりも創内に浸出液の貯留する機序が残っていたか、生じたと考える方が妥当と思います。お手数です近日中に当院にお越し頂けますか。宜しくお願いします。】
私は感染が病因には否定的ながらも、創傷治癒の促進のため創の新鮮化目的で鋭匙で軽く擦り、洗浄はしましょうと話したのですが、オペ予約を待っているうちに治癒してしまいました。
では、今回の病態は何かというと創の安静が取れず、頭皮とアパタイトの間でズレ応力が働き、出血・滲出液の漏出をみたからでしょう(続く)。