救急医学会に参加しては美容外科に想った事

日本救急医学会 本日は日本救急医学会がありましたので、参加しました。私の日常は美容外科診療ばかりですから、こういう機会がないと救急医療の勉強は出来ないものです。
今回の学会のメインテーマは「変革期を迎えた救急医療を見据える」というもので、激増する高齢者への救急医療は特に都心部は対応の限界を超え、医療者の疲弊は甚だしく、それをどうするか?また高齢者にどこまで積極的な救急医療を行うべきか?という倫理的な面なども提議されました。
・・・難しい問題です。日本の人口は今後は減って行くのでしょうが、超高齢化社会を迎えれば、高齢者は幾つも病気を抱えていますから、対応する医療従事者の不足は今後も続くでしょうし、ips細胞のような新技術で治せなかった病気が治せるようになれば、医師の数も、もっと必要になる訳で、結局は過去そうであったように医療従事者の過重労働は続くと思います。
そういう一般医療の医師が日々奮闘している時に、我々美容外科医師が患者さんと、目や鼻の手術で芸能人の誰に似せましょうなどと会話しては侵襲軽微な手術をしているのを、内科・外科・救急などの医師たちは、軽いノリでやっているように誤解しているのではないか?と思ったりします。ですが美容外科診療も相当キツイものを分かって欲しいです。
こと美容に関しては患者さんの要求は相当高い事が少なくなく、対して我々の提供する医療は美容だからと言って外科治療の原則の枠内までであり、そのギャップは一般医療以上に大きいです。ですが我々は、巧みの技を繰り出してウルトラCでギャップを出来るだけ小さくして秀逸に決めなければなりません。これは精神的にも相当疲れます・・・。(続く)