メールについて思う事

昨夜は診療(検診や手術)後に、くたくたになり寝こんでいましたが、目が覚めて、直接の診療以外にもある仕事の山にどうしたら良いものか?と肩の荷の重さをズッシリと感じます。
仕事の山の一角に大きく聳えるのはメールです。全国から多数来ます。1人の人が1回に3000~4000字も書いて回答を求めたり、1日にただの1人から50通以上受信する事もあります。診療が第一優先ですからメールは夜間に書いたりしますが余力はあまり無いので後手に回り、休診日で出張(学会・講習)がない時など、半日くらいメールの返信に費やした事も多かったです。
11年半前に開業してから診療時間外に上述のメールだけでなく夜間手術や学会・講習参加・勉強、HP更新等もあり週100時間位は仕事を続けています。ブログ書きも仕事です。大手クリニック所属の美容外科医師は頻繁にアメブロ等を更新していますが、聞けば総院長の命令とありました。
さて、福長様というITプロジェクトの社長と私は若干ですが関係がありますので、その方のブログを以前読みましたが興味深く思いました。それで下記に転写させて頂きます。
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WIRED.jpの記事「脱電子メールの4年間:IBM社員のワークスタイル」に触発されて思ったことを書きます。「触発されて」というのは、やっとこういう話が出てきたか、似たような話を先週あたりに聞いたけれど、それもIBMだったなという思いを意味しています。
 私自身は転職が頻繁だったのと、その後も派遣契約などでいろいろな会社で仕事をした経験から、ずいぶん前よりメールを多用する職場環境に疑問を持っていました。要するにコミュニケーション手段として時代遅れだし、有効性が低いと感じていたのですが、公の場ではそういった発言はしていません。
その理由は、ここ数年(大ざっぱに言って10年以内)にメールを使い出した人たちにとっては、まだメールがそれ以前よりは有効な手段だと感じているのだろうから、私がもっと古くからメールを使っているからといって後から来た人々に同じくらいの期間「楽しませて」あげないと申し訳ないのかなという気持ちからでした(私が自分のメールアドレスを始めて持ったのは1983年で、それは当時のARPAnet上の人にもゲートウェイを介してメールできました)。
それにしても、どの職場に行っても、毎日100通前後のメールを受け取りながらPCに向かっている人ばかりというのを見ると、これでどれだけ生産的な仕事ができているのだろうと心配になりました。
ですので、メールの利用範囲を今より非常に狭く限定し、ウェブやソーシャルネットワーク系の手段にもっと移行しましょうよ、という思いが強くなりました。実際、メールはほとんど使わず、代わりにTwitterという人も少なくないようですので、そのうち企業内でもメールの相対的地位は下がると期待していました。
ところが、ネット上の人々という一般的コミュニティと、企業の職場というのは別物で、企業の話で脱メールというのはなかなか聞かれない状況でした。
ということで、今回IBMによる脱メール記事が相次いて出てきたのには、やっと変化が出てきたのかなという思いでちょっと注目しているわけです。(続く)
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