欧州大戦開始100周年と想い出の樹の下で

今から100年前の本日7月28日に第一次世界大戦が始まりました。私は高校1年から、この戦争前の欧州史を高い関心を持って勉強し続けた時期があります。
私が高校生の頃は欧州史学者の木村尚三郎氏が日欧の比較文明論などでマスコミに取り上げられており、スマートな教養人として苗字が同じだけに憧れました。
そして歴史は社会思想と絡んでくるだけに高校2年生からは倫社にも入り込んでしまいました。家人は嘆き気味に「社会の先生にでも成るかぇ」と言ったものですが、一時はその思いでした。私の名前は「知史」だから「歴史を知る」のが天命と思ったものです。
ところが歴史の勉強を掘り下げているうちに欧州史の真の理解は、欧州に住み独語か仏語で自由に思考できる位にならないと難しいと達観しました。風土とか文化とか更に大陸合理論の思考が分からなければ届かないと悟ったのです。つまり日本人なら突出した能力でもない限りせいぜい日本の学校で教鞭を取るのが関の山と窺ったです。
加えて日本では第一世界大戦やその前の欧州史に一般の人は関心が高くありません。もう1つのブログで大戦開始時の要人のベルヒトルト、カイザー、モルトケと総括を書きましたが標題に「第一次世界大戦」と打ってあるにも関わらず毎日の閲覧者数は20人弱で、3月に小保方さんの事を書いた時の1日350人を超える閲覧者がいたのと雲泥の差でした。
また本日の国際ニュースでも欧州の欄に第一次世界大戦に絡んだ式典など挙げられてなく、現地においても風化してるのだなと思いました。
・・・私は結局、医学部に入り、美容外科にも高い関心があってこれをライフワークとしましたが、やはり皆の関心が高い美容と健康に従事できたのは良かったことなのだと思います。