小切開(部分切開) ②(ものもらいの手術で二重に)

誰だって二重手術後にラインが取れたくないし、二重切開で傷を残したくもないものです。しかし絶対にラインが取れず全く傷の残らない手術は有りえないとし、平成元年、「埋没法を2回やっても取れてしまうなら、20才の女の子でも全切開」と徳永先生から何度か聞かされた時は、仕方がないとの諦念を持ちました。
しかしやっぱり、「美容外科では、女は嫁に行くまで見えるところに傷を残してはダメだ。(確か前述の長谷川先生からs63年に聞いた言葉)」との考えには凄く共感していましたので、ラインが取れず傷の残らない二重は出来るのでないか?それがず~と脳裏にありました。
そんな中、患者さんから、「上瞼の『ものもらい』の治療で瞼を裏から眼科で切ってもらったら、二重になってしまって取れもしない。」という話を聞いてヒントを得た気がしたのです。(続く)