【死ぬと言う患者①】

美容外科では術後に自殺もある筈です。全切開二重の翌日に自殺した若い女性がいたと聞いた事もあります。
さて当院で以前から色々と手術を受けて綺麗になった女性が、眼瞼下垂の手術を尋ねた事がありました。私は適応がないし、ソフトな感じの貴女に瞼がカッと開くのは似あわないと説明しました。
しかし彼女は都内某若手開業医のところを受診し、何と初診日に全切開+挙筋短縮術を受けました。手術時刻は当日夜だったそうです。
術後、やり過ぎで驚愕したような眼差しになり、特に左瞼は外反し睫毛の生え際の内側の白い部分が見えていました。その姿で当院に来た時、私は驚愕しました。聞けば術後すぐに彼女は驚き動揺し担当医に修正をお願いしたそうですが、担当医は頑なに3ヶ月は手術出来ないと言ったそうです。それで私に頼みに来たのですが、私は全切開の再手術を3ヶ月以内に請けた事は殆どありません。それで某ベテラン医師を紹介しましたが、そこでも3ヶ月は待たないと手術は請けないと帰されました。
私の元に戻って来た彼女は「もう死ぬ!死ぬ!死ぬ!」と泣いて叫びました。見かねた私はリスクは多大なのを説明した上で術後1ケ月の修正を引き受けました。それで社会復帰可能にして半年後の再修正をした後は幸い術後経過は良く、後に「・・・今は幸せ。」と聞かせて頂きました。安堵した憶えがあります。
さて今日、当院ではもう1人、「死ぬ!死ぬ!」と言い続けた人が突然18時前に来ました。私はこの人の「死ぬ!」は本気であると観て来ました。だから今まで死と引き換えなら応じなくてはいけないと判断したのです。今日来られた時も話を聞いて少々考えましたが気持ちが落ちつく様に配慮しました。今日も「死ぬ!」を連発されましたが、それだけは思い止まる様に言いました。(こちら⇒続く②