1年余りで鼻の形の希望が正反対な位に変わっている 【死ぬと言う患者⑰】

(10回目の鼻の手術後のやりとりです。)

彼は:それをなぜ受け止めてくれないか?
木村:これでも精一杯受け止めているのです。しかし○○さんはこの1年余りで鼻の形の希望が正反対な位に変わっています。
●月●●日の手術後は鼻先が上がったと言われ、それで下げたいと希望し、更にプロテーゼを高く太くしたいとも望まれました。昨年●月~●月頃です。
また○○さんから「やはり I 型にして鼻中隔延長が一番安全で満足できる結果だと思いました。」と告げられた際は、
私は、すぐに「鼻中隔延長は一番トラブルが多い手術です。変形などで後悔している人も多く」と答えていますが、これも○○さんの強い熱意で引き受けました。
そして、鷲鼻骨削りは、●月●●日の5日間隔での3回目の手術の際、鼻中隔延長の鼻先への耳介軟骨を取ってしまうことは、鼻先が低くなり鷲鼻に見えてしまうことを
指摘しますと、○○さんは「鷲鼻は嫌です。」と強い口調で言われ、では、その分、鼻根部を高くして鷲鼻に見えなくするのを尋ねれば「デカイ鼻は嫌です。」と答えられ、
それで鷲鼻骨削りをする他ない。との当日の話し合いになりました。しかし1回目では骨削りが足りず、術後に「鷲鼻が治ってない。」と言われ、
2回目の骨削りとなり、骨削りは真正面だけでなく、正面から側面にかけても削るので、2回目の後、腫れが引いたら左側面の削りが足りないのが分かり、後日そこだけを削ったのです。
私は鼻中隔延長はリスクとオープン法の傷に躊躇しましたが○○さんの熱意に応じたのですし、骨削りも元々の診療契約に全く無かった項目であるものの私なりの善意で行ったつもりです。
●月●●日から●月●●日までに計6回手術をしていますが、この様な危険な医療は本来やりたくないのですが、○○さんは3ヶ月待つ場合は、
眼瞼下垂の挙筋短縮手術とグラマラスライン形成手術をモニターでタダで行う。そうでなければ早々に再手術を行うの、二者択一を迫りましたから、
私には、その様な目の手術に応じる事は出来ませんでしたので、二者択一なら後者しかなかったのです。

(尚、この時の二者択一を両方拒否すれば、彼は死を選んだ可能性が十分あったと思いました。涙をボロボロこぼし、遺書の内容や弟たちの話まで聞かされましたから。)