本当は3ヶ月間に4回の手術のモニターは無理 【死ぬと言う患者④】

 4回目の鼻中隔延長+I型プロテの再手術は、やる前から私はモニター使用には無理か?と疑っていました。初回手術から3ヶ月も経たないのに4回目をやる事となり、瘢痕拘縮の進行や移植軟骨の癒着で延長不十分・変形、血行動態不良で変形・壊死などのリスクがあり、この様な再々々手術はモニターに採用しないのが美容外科では一般的です。


彼の4回目の手術は、たぶん結果は不完全で、5回目、もしかしたら6回目の修正もある?とも不安視していました。
ただリスクが高い手術と説得を続けても、やってみるまで分からない面があります。絶対駄目とも言えない中で再手術を強く迫る彼の希望を請けました。そして、お金がないという彼に何とか料金はタダとすべくモニターの話をしたわけです。
しかし1例目、2例目も含めて画像は全て使用させてもらいます。との意向が彼に伝わっていなかった様なのは、くどい説明をすれば鼻中隔延長+I型プロテの手術の拙劣な結果を強調せざるを得ず、彼の希望を挫く事になったからかと考えます。手術を請けるとなった以上は医師には患者の心の安寧を図る義務があると思っています。

さて鼻に関して、シリコンプロテーゼ以外のモニターの事前採用は原則不可と言っているクリニックは少なくなく、それも前の手術から半年以上しないと受けないというのはよく理解出来ます。それ以外の再手術では不確定要素が高く、本人には結果は一応納得出来たと理解出来てもモニターとして使えない場合が多いからです。
モニターとは美しさと変わり映えを求められるものです。(続く:以前のも含め表題には通し番号を付ける事にします)