院長ブログ

 GID(性同一性障害)だった椿姫彩菜さん(男→女)の本を読みました。(08.10.03.)

 椿姫彩菜と性転換手術
  椿姫彩菜さんの本が書店にあったのですが(写真左が表紙)、「ニューハーフ女子大生」などとネットでも紹介されているものの、とても綺麗で可愛い女性ではないですか!
以前は男だったと思うと妙に感嘆してしまいます。

 椿姫さんはWikipediaを見ると元の名前は雄一郎?とかで、学校は小→高校まで硬派な進学校の暁星ではないですか。特技はフランス語とピアノだそうで、流石は暁星ですね。
 さて美容外科をやっていますと、相談にMTF(男→女)の人が来るのは珍しくないのですが、椿姫彩菜さんのように可愛い人は少ないです。ホルモン治療が早くないと体が男で出来上がってしまうからですが、20歳くらいまでに始めた人は、結構いけてます。そういう人が当院初診時に、どう見ても女の子にしか見えないのにカルテにGIDの治療相談などと書ているので、私が「えっ、あなた男なんですか!?」と聞くと、「はい。」と答えるので、私は「シェー!!」と感嘆句を挙げてしまったこともあります。

 また逆に30歳は過ぎていて、どう見ても男そのものにしか見えないのに相談に来られる人がいて、こんなように言われることがります。「最近ネットでプレマリン(女性ホルモン)を買って飲んでいるですが、顔・体を女性化したいのですが・・・。」それを聞くと私は、「最終的にSRS(性転換手術:性別再判定手術)までやって女性になる気ですか?」と尋ね、「そのつもりです。」などと聞くと、私はシゲシゲ見て、どういう職業や人生観か聞いた上で「止めた方が良い。社会で受け入れられませんよ。男の顔・体で出来上がってしまっているのに、美容整形の技術を駆使しても苦しいです。せいぜい女顔の男で生きるくらいにして下さい。」と言ったりもします。

 ただそんな風には本人が過去自分を言い聞かせてきたけど、やはり男でいることに違和感を覚え、ずっと悩んでいて来院されるので難しいですね。第三者が「何トンチキな話をしてるんですか!馬鹿と違います?」と言ってやる人もいるでしょうが、まあ例え話として普通の女性30半ばの人が居て、ある日起きたら自分の外見がガラッと変り(カフカ:変身w)、全く男になっていて股間に一物をぶら下げていたら、ショックを受けたその人は何としてでも本来の女の外見に戻りたいと手術まで受ける・・・このように理解をすべきです。もっともある日、女性が朝起きたら男になっていても、すぐに思考を切り替えて「女は色々面倒だから、これからは男で生きるよ。ハハハ。」って人も少なからずいると思います。w

 

(08.10.10.)

 当院には、SRS(性別適合手術:当院ではMTFのみ)のHPがありますが、その症例の載っている人(以前から女性として社会生活)は最初、顔の整形目的で当院に来院して、その後通院されているうちに、SRSの事に話が及び、私が執刀したものです。

 事前の話し合いで私は「20年前からSRSの医学ビデオなど見て研究はしていたものの、実地ではこの手術の見学と助手しかありません。」と正直に言いました。しかし彼女は「木村先生にお願いしたいです。きっと上手く行く気がします。」と行って下さったので、この手術を真剣に捉える決意は前からありましたし、自分でも何故か天性のカンで上手く行く気がしていましたのでやりました。

 外観、機能(clitoris感度、性交渉の具合)ともかなり良いです。

 

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