私(木村)にとって子供の頃から電化製品と言えばナショナル(Natinal)のイメージが一番強く、また松下幸之助氏と言えば立志伝中の人物として皆が仰いでいるのを知っていました。数多くの著作を残し、過去にいくつか読んだことがあります。この度「松下幸之助一日一話」(PHP研究所)という本を買って診療の合間に読んでいますが、成功する人は人徳があるものだな。と感心しております。読んでこれは!と思ったのを当HPにも載せたくなったので、抜粋または要約の形で載せさせて貰っています。
【松下幸之助 (明治27年〜元年)日本の実業家。松下電器(現パナソニック)の創業者。PHP研究所を設立し倫理教育を行う一方、晩年は松下政経塾を立ち上げ政治家の育成も行う。】
松下 幸之助一日一話
●強固な精神力を
今われわれに必要なのは強固な精神力です。せめて自分の仕事に一つの使命を感じ。これに情熱を傾けて精進する精神を養いたいものです。
●身を持って範を示す
指導者というものは、自らの信じるところを人々に絶えず訴えないといけない。身を持って範を示す気概のない指導者は人々から決して慕われないものである。
●力の限度にあった仕事を
自分の能力を知り、適正にあった仕事をしていってこそ、その働きが有効に生かされる。
●世間は神の如きもの
自分のした事が的を得ていると、世間は必ずこれを受け入れてくれる。だから“世間は神の如きもの”と思って仕事をしているのです。
●礼儀作法は潤滑油
礼儀作法は社会生活の潤滑油ですが、心に思っているだけでは潤滑油になりません。やはり形に表し、心と形の両面があいまった適切な礼儀作法であるべきです。
●素直な心の初段
素直な心も初段レベルとなれば、大体において過ちなき判断や行動が出来るようになると思います。
●諫言(かんげん)を聞く
指導者が皆から意見を聞く時、都合の悪い事も聞けるような雰囲気を作る事が大切。
●冷静な態度
人間誰しも困難に直面すると恐れたり動揺したりするものであるが、指導者たるものは、それを軽々に態度に出してはいけない。部下に伝わり全体の式を低下させてしまう。
●歴史の見方
最近、日本の歴史に対して何か醜さというかウラの面を強調しすぎる感がある。しかし歴史は我われの祖先が営々と努力を積み重ね前進してきた姿であり、子孫がその遺産をどのように受け取り、生かすかによって解釈は変わる。歴史を興味本位に扱うのでなく、美しい面も同時に観るようにしたいと思う。
●知識はあっても良心がなくては
先般、あるお店で、金庫の扉がガス溶接機で焼き切られて、中のお金が盗まれるという事件がありました。ガス溶接の知識を利用して扉を溶かしたわけです。知識を持つにふさわしい人間、人心というものを育てる事が大事です。
●言うべきを言う
注意すべき時に躊躇って言わずに放っておくのはいけません。毅然として言って断固それを推進させていく姿勢を示すべきです。またそういう事をしない上司は軽んじられるものです。
●美と醜
美と醜が相表裏しているところに、人間の真実がある。美の面にのみとらわれて、その反面の醜を責めるに急なのは人間の真実というものを知らないのである。
●常識を破る
破るが為の常識はずれではなく、熱気のたぎっているところ、人は必ず新しい道を開きます。それが良い意味で常識を破るという事です。
●サービスできる範囲で
どんな良い商品があっても、サービスがそれに伴わなかったら、お客様は本当に満足して頂けないものです。大切なのは、いかなる場合でも完全なサービスの出来る範囲で商売していくことです。
●寛厳よろしきを得る
20%の厳しさと80%の寛容さが人を使うときの目安。
●小田原評定(ヒョウジョウ)
昔の諺に小田原評定というのがあります、大軍が攻めてくるというのに小田原城の人は評定に明け暮れついに負けたというものです。それではいけない。評定は1回でよい。あとは実行です。
●苦労を希望に変える
仕事のコツを会得するのは1つの苦労だと考えられます。しかしそれをやれば1人前になれるということが分かれば、それは苦労でなく希望に変わるのです。このような励ましが大事と思います。
●断絶は無い
最近の若い人たちの考えが変わってきているからと、「断絶」という言葉に踊らされて、大人が言うべきことも言わないのは良くない。考えは違っても断絶はないと、調和して生きていくことに双方の努力と義務がある。
●会社の歴史を知る
勤める会社の生い立ちなり道程については、ある程度は知っておきたい。そうすることによって、自然に謙虚さが生まれ、軽率な判断も避けられる。
●指導者は主体性を持つ
指導者は自ら“こうしたい”というものを持った上で、他人の意見を聞いて初めて他人の意見を真に生かすことが出来るのだと思う。
●プロの自覚
客寄せで短剣投げを観たことがあります。それは女性の体スレスレのところに次から次へ20本あまりの短剣を投げたのでした。そのとき私はこれがプロだなと感じました。わずかでも手元が狂えば人の命にかかわるのです。それを毎日毎日やり続けて1つの失敗も無いと言うのは実に大変なことです。考えてみればサラリーマンの仕事でも要求されるのはプロの仕事であると思います。
●自分が社長の心意気を持つ
ある青年が会社の業務として、1つの工場を売りに私のところへ来ました。すると会話の中でその青年は「自分は社員ですが、心持は社長のつもりでいます。」と言うのです。偉い人だなと思いました。我われも一人ひとりが、それくらいの心意気を持って仕事をすれば日々成長していくと思うのです。
●日本の伝統精神
1、和を以って貴し。2、衆知を以って事を決す(民主主義)。3、主座を保つ
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