判決は確定した 

12月10日付けで判決が確定しました。
前のブログで私は「彼は控訴するか?ですが、たぶんしない、出来ないと思います。控訴しても彼の勝訴の余地は全然無いからです。」と書きましたが、その通りになったと思います。

普通は医療裁判では、完全敗訴でも控訴するものと思います。多くの人が裁判の判決に”切なる願い”を持っているからです。

だけど、この裁判は違いました。
経緯を観ても、こちらの答弁書を陳述した回の、次の口頭弁論に原告は準備書面が出さず(出せず)、
次の次の口頭弁論でもまた出せず、次の次の次を直前に延期して、また年が明けての口頭弁論の何と前日に準備書面1が出ました。しかしたった2枚であり、 「第1 事実関係について」では、「事実関係について,何度も自殺企図で迫ったこと,被告が「懇願した」ことを認めている点は強く否認する。」と主張して来ました。
ここには真面目さも、マトモさも有りません。
彼との間には172通もの時々は1000字を超える莫大なメールがあり、そこでは彼が「死ぬ死ぬ」を連記しているのにです。
この原告の反論を否認する形で、私の主張が裁判所の判断として採用されています。

さて、証人尋問まで1カ月を切った頃でしたが、彼の代理人弁護士から書面で突然、「自殺未遂で入院中~,本人から一応大丈夫だとは言っています,医師と相談してきますので,延期を申し入れるかもしれません」との連絡がありました。
私は『ここでも死を使うのか。一応大丈夫と装っても「しれません」を現実化させ証人尋問を木村だけ先にさせて、対策を練る作戦だ。通院中はそんな振舞いばかりだった。自殺未遂と聞けば裁判官だって厳正さを失う。カリスマホストを目指してるだけあるな。」と、私は唾棄すべきこの通知の企みを暴き、阻止しました。

顧みれば、彼は診療時刻の最後にやって来て私と1対1になる状況を作っては、夜中に要求を通すために大泣きしたり、「死ぬ死ぬ」と叫んで私を脅迫したり、23時過ぎても要求が通るまで帰らなかったりを繰り返した事実がありました。
今、原告の準備書面を読み直しても「原告が強く求めたからといって,手術してはならない。」と、“何を云うか!?”と驚く様な主張がありますが、ここを狙っていたのでしょう。しかし判決文でも「原告の前記主張は採用することはできない。」と否認されています。

彼が行った一連の行為、いわゆる感情営業のスタイルですが、人の良心に付け込んで無理難題を実行させた後で「被害者にされた!!!  」と損害賠償の価額、1534万円超を要求して裁判を起こして来た事実、これは真面目な人間の感覚で許されるものではないです。

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