診療項目


あご


アゴの出具合は横顔にハッキリ現れるのは当然ですが、引っ込んでいれば正面から見て暗い感じになります。お顔の治療で、目、鼻に次いで多いのがアゴです。

詳細解説→ Dr.木村の顎の整形講座 http://agoseikei.net/


アゴを前に出したい時

アゴを前に出したい時は「プロテーゼ挿入」が一般的です。これで美しい横顔のEライン(エステティックライン)を作れます。手術は口の中から行いますので皮膚に傷をつけません。当院では局所麻酔で骨膜の上に入れます。プロテーゼのグラつきと骨萎縮を最小限にするためです(骨膜の下に乗せた場合、いずれ骨が溶けたようになりプロテーゼが沈みます)。粘膜切開は1cmです。3日間テープを付けてもらいますが、3日後他人が見てもおかしくないレベルの腫れです。口の中の粘膜部は溶ける糸で縫います。


アゴを引っ込めたい時

しゃくれたアゴは口の中から切開し、その部分の骨を削ります。あまりに程度がひどく、大幅な削りを必要として骨髄が丸出しになる場合は、あらかじめ骨皮質を板状に骨切りしてた上で、後で骨髄を被うようにして載せて、ワイヤーで固定します。


アゴ(顎)を小さくしたいとき

アゴが長く大きいと華奢な雰囲気に見えません、大きく突き出た顎を引っ込めたり、短くしたい場合は「骨削りまたは水平骨切り、中抜き手術」をします。そしてフェイスラインが、なめらかに仕上がるように、エラに向かって側方削りを行います(右図上)。中抜きの労力と同じくらいの手間がかかり高度な技術(神経・血管に注意)を要します。この手術は全身麻酔で行い手術後は包帯で圧迫します。手術直後、口の中より特殊ドレーンで余分な浸出液を抜きますので腫れはわりと少なくて済みます。噛み合わせ等には関係ないですから、食事は普通に摂れます。抜糸、経過の診察は2週間後です。

中抜きに付随して大事なのは、下顎骨側方までしっかり削るということです。これを怠ると、必ず骨の接合部両端に角張りが出ます。
この角をキチンと削ると右下写真のような骨が取れます。
この際、気をつけることは、オトガイ神経が近くから出ていてこれを損傷しないようにすることです。しかし、術中に牽引による一過性の感覚鈍磨は覚悟する必要があります。しかし切断でもしていない限り、この感覚は戻ります。
また、この側方削りをする時に、近くに顔面動脈が走行していますから、 解剖学的な部位を熟知して同部を愛護的に扱わなければなりません。 そのような手間がありますので、アゴ(顎)を小さくする時、医師によっては側方削りがないがしろにする事が間々あるようです。