鼻すじを通すことは「都会的」「知性」「気品」といったイメージを演出することが出来ます。手術は鼻の穴の中、縁の目立たないところよりアプローチしますので安心です。

鼻を高くしたい

低い鼻やつぶれた鼻の鼻筋を通したい場合は「隆鼻術」です。

隆鼻術隆鼻術

隆鼻術イラスト

隆鼻術は人工軟骨と呼ばれるプロテーゼを挿入します。他院で行い曲がってしまった鼻、ずれたり動いたりする鼻の修正術も行えます。当院では骨膜の下に挿入するため、ぐらついたり後にずれる事はありません。術後3日も経てば他人が見てもおかしくありません。また、自家組織移植(耳介軟骨・側頭筋膜)や他家組織移植としての真皮移植も可能です。米国FDA認可で安心です。

隆鼻術

だんご鼻を治したい

鼻先が丸い、大きい(だんご鼻)と気にされている方は「鼻尖縮小」です。

鼻尖縮小(鼻尖形成)鼻尖縮小

皮下軟部組織除去+軟骨縫合は当然であり、加えて軟骨縫合後の歪み修正のために軟骨部分切除も必須で行います。軟骨縫合後はわずかな鼻尖挙上を伴うため、鼻尖を下げる目的で鼻先へ鼻から取った軟骨の移植もします。移植軟骨のボリュームが足りない場合は耳介軟骨移植もします。なお、狭義の鼻尖縮小だけでは鼻尖の少し上方の鼻筋の太さや鼻翼(小鼻)の膨らみが目立ってしまうので、鼻翼も含めた鼻の下1/2の軟骨・皮下軟部組織除去(手術範囲拡大)も行います。これにより小鼻の張り出しの改善も含めて太い鼻もスッキリした鼻に変われます。 ※当院では経過を見て極細注射による剥離&注入、もしくは薬剤注入を行う場合があります。また、時には自宅でアルミの圧迫固定具などを使用していただき、鼻の太さの微調整をしています。

鼻尖縮小

鼻の穴を小さくしたい

鼻の穴が大きい、鼻翼(小鼻)が外に広がっている場合は「鼻翼縮小」です。

鼻翼縮小鼻翼縮小

鼻翼の内側〜外側部分の切除・縫縮をします。鼻翼の横鼻を特に狭くする場合は鼻孔底切除は必須です。これらは腫れは少ないものですから社会復帰は抜糸後に可能です。

※画像のように術後も鼻の穴のカーブが鋭くならず、なだらかでないとマイケル鼻・コンセント鼻と言われたりします。デザインの問題ですが、再手術の場合は仕上がりに傷・形で限界があります。

鼻翼縮小

わし鼻を治したい

わし鼻やカギ鼻と呼ばれる鼻筋の中央が突っぱった鼻の修正は「わし鼻整形」です。

わし鼻整形わし鼻整形

わし(ハンプ)切除+鼻骨基部骨切り・正中移動をします。麻酔は静脈麻酔+ブロック麻酔+局所麻酔ですが全身麻酔の場合もあります。わし鼻の度合いが軽度の場合は鼻骨基部骨切りは行わず、わし鼻部中抜き手術(学会発表済み)を行ないます。1週間はテープ&ギプス固定で、腫れは2週間位は目立つと考えて下さい。なお、鼻の下半分を小さくスッキリ仕上げるのは鼻尖縮小+鼻翼も含めた鼻の下1/2の軟骨・皮下軟部組織除去です。

わし鼻整形

タレ鼻を治す

鼻先が垂れているのは爽やかなイメージを欠くものです。治療は鼻の穴の中から切開し、軟骨と皮膚を切除縫合することで解決します。この手術は腫れは少なく、3日後に外出して知人に見られても大丈夫です。

タレ鼻切除縫合

鼻先を高くしたい(下げたい)

鼻先の向きや高さを変えたい場合はシリコンプロテーゼ挿入+耳介軟骨移植、または鼻中隔延長を行ないます。

鼻中隔延長鼻中隔延長

耳介軟骨の移植は耳の傷が隠れる場所で行い、鼻孔内の切開から手術します。これにより皮膚が薄くなって破れるなどのトラブルは生じなくなります。

鼻先延長

各術式の特徴

術式 腫れ* 抜糸 シャワー/入浴
隆鼻術 3~4日 1週間 翌日/抜糸後
鼻尖縮小 3~5日 1週間 翌日/2週間
鼻翼縮小 3~4日 1週間 翌日/抜糸後
わし鼻整形
(鼻骨削り)
2週間 1週間 翌日/2週間
鼻中隔延長 10日 1週間 翌日/2週間

*腫れは個人差があるため、あくまで目安となります。