加齢と共に皮膚の柔軟性や筋肉の張りが弱まるとしわやたるみが出てくるものです。フェイスリフトは年齢を重ねる毎に変化していくこれらの状態から本来の状態に戻す手術です。

顔を若返らせたい

頬や額など顔のしわやたるみとりは「フェイスリフト/ミニリフト」になります。効果は永続的ではないですが、ピンポイントにヒアルロン注射を行なうのも効果的です。

フェイスリフトフェイスリフト

髪の生え際や耳裏あたりから皮膚やSMAS(筋膜様組織)を切除し引っ張ることによって、顔全体をリフトアップさせ、しわやたるみの悩みを解決します。一方、こめかみや額など限定的な範囲のみをリフトする術式をミニリフトといいます。なお、フェイスリフトは術後の腫れがかなりあるため、うっ血回避としてミニリフトの方が昨今は好まれます。

フェイスリフト手術

金の糸(ゴールデンリフト)

純金の糸を皮膚に埋入することにより、肌の若返り・改善を求める美容術です。徐々に若返り、長期間の持続効果があります。メスを使わず針孔だけで施術しますので傷は残りませんが、問題点は科学的な根拠がないことです。また、金でなくてもナイロンでできたアプトス糸でも同様の効果が得られると主張する医師もおり、「金:ゴールド」というイメージが煙に巻いている感もあります。

金の糸

ヒアルロン酸注射ヒアルロン酸

ヒアルロン酸と呼ばれる元々生体内にある物質を原料とした成分をしわの気になる部分に超極細針で注入します。安全性が高く、腫れの心配もなく半年以上効果が持続します。手術に抵抗があり、お手軽にしわ治療したいという方に最適です。

ヒアルロン酸

目の周りのしわやたるみをとりたい

目の周りにはまぶたの切開や脂肪注入が効果的です。

全切開+たるみ取り全切開

加齢による皮膚のたるみの改善です。若返りの効果がハッキリでます。切開部分が二重のラインになるように、たるんだ皮膚・軟部組織(脂肪など)の切除、瞼板前組織への固定を行います。

挙筋短縮挙筋短縮

老人性眼瞼下垂の場合、挙筋短縮術を行います。抜糸は5日、腫れはしばらく目立ちます。

上眼瞼脂肪注入

まぶたの凹みは老けた印象を与えます。脂肪を注入することにより凹みは改善可能です。

下眼瞼脱脂・切開下眼瞼切開

目の下の凸状になってしまった脂肪やたるみを改善します。下まぶたの内側から針穴を開けて余分な脂肪を取り除くことで随分改善します。重度のたるみの場合、下まぶたのまつげの生え際に近い箇所で切開します。抜糸は5日後、腫れは1週間でまあまあ落ちつきます。脱脂のみの場合は抜糸不要です。

下眼瞼切開

各術式の特徴

術式 腫れ* 抜糸 シャワー/入浴
フェイスリフト 2週間 1週間 翌日/2週間
ヒアルロン酸 なし なし 当日/翌日
下眼瞼切開 1週間 5日 翌日/1週間

*腫れは個人差があるため、あくまで目安となります。