鼻中隔延長でハーフか外人風にする

鼻の美容整形 鼻中隔延長私は鼻中隔延長は割りと行います。今年1月の美容外科学会の教育講演で、「侵襲は大きめでリスクも色々あるわけですが、この術式でないと実現できない形は有りますから適応があれば積極的にやっています。」等と聞いた際には賛同しました。
鼻中隔延長の手術適応は、ハーフ鼻とか外人鼻を目指す時などと言われますが、シリコンテーゼのただ大きいのを入れただけの手術との違いは、“彫刻的で立体的な鼻”のイメージが出せることです。

さて、患者さんにとって鼻中隔延長が鼻の整形としては初めてならば、やり易いのですが、色んな手術を何回もやっていて、後で鼻中隔延長希望にたどり着いた場合は手術の難易度が増します。こういう人は珍しくありません。

このモニターの人も鼻尖縮小(オープン法)や鼻シリコンプロテーゼ入替、耳介軟骨移植など色々受けて来たのですが、最終的に外人風にしたいということで、この外人の写真以外に2枚の写真を見せられ、言葉としてご要望も聞き、それを肋軟骨を用いた鼻中隔延長で実現しました(プロテーゼも入替:鼻根~鼻先Topの1cm位上まで挿入)。
肋軟骨を用いたのは、過去に鼻尖縮小をオープン法で受けられていて(担当Drの真意が知りたいです。患者さんは大いに不満でしたから)、鼻先は皮膚が繊維化して延び難く、耳介軟骨くらいでは柔らか過ぎて、曲がったり延長不足となって、絶対に結果が出せないと思ったからです。

やはり再手術は手間が掛かりました。しかし十分な待機期間をおいてから行いましたから結果は出せたと思います。※鼻中隔延長の症例写真