下瞼切開+ケーブルスーチャー
このモニターさんは目の下の小皺、クマ、ゴルゴ線、ホウレイ線を改善されたいと来院されました。画像クリックで拡大します。
下瞼切開は睫毛生え際スレスレのところで行います。皮膚と眼輪筋で2枚に剥がして且つ、眼窩脂肪を少量取るか押し込んで出てこないように前を塞ぎます。そして更に剥離して行き、頬骨前の骨を露出させナイロンの糸をホウレイ線の中枢側にあるMaler Fatを回り込むように通して引っ張り、糸は眼窩の骨膜に固定します。そして眼輪筋を斜め横に引いて縫合、そして最後に余剰皮膚を切除し縫合です。
手術に伴う中顔面の腫脹ですが、目の近くだけに目立ちます。内出血の色は少し黄色~紫色が出ます。痛みは軽い程度で2~3日、違和感は1週間くらいあると思って下さい。知人にお顔を見せても大丈夫なのは10日ほど経ってくらいです。合併症としての壊死や神経麻痺などの深刻な問題はないです。
なお下瞼の余剰皮膚を切り過ぎて下瞼外反になった場合、私が美容外科学会で提唱しています外に細い透明な糸を露出させるテクニックで矯正が効きます。外反と言っても担当医は『丁度良いところで切除と見たが、あと1mmだけ控え目が良かったか。』このレベルですから糸を掛けるだけで難なく矯正できます。
ヤフコメ投稿を載せます。
美容外科医です。
>自身の整形について、68万円の整形手術費用は高額であったが
このくらいの金額で一番のコンプレックスを解消くらいが良いと思います。 今は整形インフルエンサーたちが3000万円とか1億の費用を掛けたとか書いているのも珍しくないですが、普通の人は自分らしさは残して、後は中身で魅せるので宜しいと思います。[ 共感した50 なるほど17 うーん6 ]
ヤフコメにも変化を感じますね。以前はちょっとでも整形するのは許せない=「うーん(反対)」が多数だったのですが。