大学受験:もう医学部ブームは終わり

5浪してまで医学部受験した人がいたようなので投稿しました。
――――――――――――――――
医師です。もう医学部ブームは終わりです。医師になっても今後は経済的に安定というのは無いというのが去年から顕在化しました。

つまり大学病院、基幹病院に勤めても激務で薄給は前からですが、開業医も診療保険点数は殆んど変わらないのに急激な物価高で利益が激減しています。 美容医療も近年急増で、今は、だいたい飽和状態になりました 今後は状況が悪くなることはあっても、良くなることは近い将来は無いです。

遠い将来なら国民皆保険が倒壊して米国型医療になった場合は、能力が高くて努力する医師は相当に報われるでしょうが、英国型の制度になった場合は、医師は報われず、外国に出た方がマシとなります。

だから大学受験の模擬試験で好成績を学生さんは医学部以外(東大など)に進む方が生き方としては賢明です。 それでも医師になりたい人は『労多くして益少なし、裁判沙汰に巻き込まれ易い。』を覚悟して医学部受験して下さい。医学部ブームは終わり
――――――――――――――――
よく日本の経済で「失われた30年」という言葉が出ますが、その失われる前のバブル経済の頃は成績優秀者は理系なら理学部や工学部に行き、日本のエレクトロニクスや工業製品の発展に寄与してくれましたし、給与も含めた待遇が良かったものですから、医学部人気は苛烈ではなかったです。
今後は理系の成績優秀者は理学部や工学部に行ってエレキやテクノロジーでの日本の再興を推進してくれることを願います。
医師は基本的には肉体労働者ですから頭脳の方は国家試験に通る程度で良いです。その上で過重労働に耐えきれる人材が名医になれます。
ただ名医が如何に頑張っても、医療行政駄目だから真面目な日本国民が報われませんね。それを思って投稿したら「共感」のclickが454ありました。
――――――――――――――――
患者に良い医療を受ける権利はあるにしても、その提供する医療の価値に応じた診療報酬を医療機関は受けるべきであり、その担当医も相応な給与を貰えるべきである。 混合診療→全科自由診療が望ましい
今の保険診療は提供する医療の価値より遥かに低い保険点数であり、医療機関は医療者に過重労働を強いては適正な給与を払えず、且つ医療機関自身も存族が困難になっている。
保険診療→混合診療→全科自由診療+患者は民間保険加入(官製不可)へ移行が望ましい。

働き盛りの壮年は病院にかかることも殆どないのに、国民健康保険料の高騰が非常識すぎる。年収1170万円の人は年間109万円も徴収されている。
その保険料が余命幾ばくもない高齢者に湯水のように金を使われたり、生保の人は1円も保険料を払わぬのに、どんな医療でもタダ。外国人は母国で癌など見つかれば語学留学と称して訪日し3か月後には高額療養費制度を利用。
この社会主義的な保険医療はもう倒壊した方が良い。
――――――――――――――――