医学部入試女性差別事件後も男性を多く入学させないと医療崩壊する?
2018年の東京医大の入試調整事件発覚では世論として激しい非難が飛び交いました。しかし医療の現場を分っている人たち、例えば西川史子さんは「~眼科医、皮膚科医だらけになっちゃうんですよ。~やっぱり外科医になってくれるような男手が必要。お腹が大きくて手術はできないんですよ」と問題の複雑さを発言しました。しかし入試調整自体が擁護される訳はなく今は調整は無くなっています。
このため現在の医学部生は学年によっては女性の方が多い大学も少なくなく、全医学生で見れば約4割くらいが女性です。この件で第一線の病院で働いている医師からは危機感や対策の投稿は何度も出ています。このようなことには私も考えることはあります。昨日も匿名医師からこの投稿がヤフコメに投稿されましたので、私も以下のようにレスしました。
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入試に性別で不平等な仕組みを作るのは無理でしょう。東医は裁判で刑事も民事も有罪・有責になりましたから過去に戻れないです。何事も機会は平等にしないと憲法14条違反になりますし。
医師の男性比率を増やすには、まずは混合診療解禁にして過重労働医師が金銭的に報われるようにするべきですね。
末は不当廉価の国民皆保険は廃止し、受益者負担の原則に戻る全科自由診療になって患者さんは民間医療保険加入とする方が、健全な医療になると思います。
この時、提供する医療の価値が高い医師ほど高収入で逆は低収入になりますから、ベン・ケーシー医師みたいになりたい男子学生が大勢受験して医師の男女比は自然に丁度良いところに落ち着くはずです。
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医学部に男子枠を作るのは難しいでしょう。
1985年 男性のみ入学だった防衛医科大学は女性の入学を認めました。
2016年 東北医科薬科大学の医学部新設のことで、第五回医師需給分科会の会議録に、全国自治体病院協議会会長の蓮見公雄氏が「東京女子医科大があるなら東北男子医大に」と要望したものの「憲法違反とか何とか言ってペケされました」の記録があります。
2018年 東医と順天の一連の騒動を受けて、全国医学部長病院長会議は「大学医学部入学試験制度に関する規範」を発表し、「男女差別:厳禁、ただし、『東京女子医大は国民が広く承認している』ことから容認」との見解を示しました。
私は判例研究をしていますが、日本では女性の権益の拡大には肯定的でも、その逆には否定的です。
それは現状の社会が男性優位社会と見做されるので衡平を図るためです。
そこから波及する国民の受益までは判断の射程に入らないです。
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