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2012年1月9日, 2:22 AM
十数年前、学会の合間でしたが、今は長老となられている先生が立ち話で我々にこう言いました。「私が二重手術となれば全切開しかしないのは、患者には保険も利かない高い金を払わせているのに、埋没法のようなラインが取れるかも知れないような不確実な事は、やりたくないからじゃよ。」・・・その時、私はこう思いました『女の子の感性で思考が出来てない。』『ラインが絶対取れない代償のために、パンパンに腫れて3ヶ月は整形っぽく、そして傷は一生残る。これでは未婚の女性はなかなか受け入れられない。』・・・社会復帰や傷を「ああ大丈夫です。」などとサラリと言ってしまう医師の中にも精緻な良い仕事をする方が居るのは事実ですが、実は美容外科が向いていないんだと思います。医師の美容外科への向き不向きとは究極のところ『女の思考で考えられるか。』ということでないかと思います。
私が昔、漫画を描いていた時、綺麗な女の子を描く際は、頭の中ではその娘に成りきるくらいの感情移入しないとオーラを放つような絵は描けませんでした。絵書きの職種の人が同じような言葉を綴っているのを読んだ事もあり大半の人は同じと思います。そして美容外科もやはり同じなんだと思います。
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2012年1月7日, 10:23 AM
昨日のカウンセリングで、「またか!」と思いました。
当院に来る前に某美容外科の先生にカウンセリングを受け、「埋没法は絶対にラインが取れるから全切開にしましょう。」と言われたというのです。
この人の場合、つけ睫毛を付ければ二重のラインが出来、二重専用のブジー(針金)で瞼を触れれば簡単に二重になり、ブジーを離してもラインが崩れないので、私から言わせれば埋没法の適応と言えます。
私は今まで20年余り埋没法のラインが取れていないとお聞きした患者さんを複数知っていますから、つけ睫毛を付ければ二重が出来る様な、あとちょっとのキッカケで二重が出来そうな人に全切開を行うのは如何なものか?と思います。
全切開は腫れが長引く、しばらく整形っぽい、傷は一生残る。その辺をよく理解した上で、全切開しか目的を達成しそうにない場合に行うものと思います。
また医師が全切開の傷に対して「後々は殆ど目立たないから大丈夫。」という場合がありますが、それを患者さんに『消えたも同然になる。』とは思わない様にと私はいつも強調しています。
全切開の傷も確かに後々は目立たなくなる。しかし、スッピンで至近距離から見れば白っぽい傷として何年経っても分かります。独身の場合これはイタイものです。私はそういう思考をします。だから結婚後に彼氏に寝顔を覗かれる等した時にバレると思った方がよい。とも話しています。だから手術を行う際、埋没法>小切開(部分切開)>全切開の順で考え、埋没法で済みそうなら埋没法を勧め、確かに数年以上後のラインの保証が出来ないとしても美容外科手術とは選択に迷うような場合はダメージの少ない手術を選ぶべきと話しています。昨日もそう言いました。
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2011年11月4日, 2:26 PM
眉下切開は眉毛下切開とも言われ古くて新しい手術と言えます。
昔からあったのですが、上瞼のタルミ取りには、二重のラインに沿って切り取る方が傷が二重に隠れて有利と、眉下切開はあまり行われなくなったのです。しかしこの3、4年前から美容外科学会の演題に出て、例会ではシンポジウムが組まれたあたりから、それなりに流行っているのが現状です。
利点は手術手技が簡単で、腫れが少ない事です。
私も50歳以上の人には行っていますが、未婚の人には行う気になりません。それは化粧をしていないと傷がバルるからです。
つい先日、30代前半の未婚の方が来られ、この手術を迷われていました。見れば他院広告を手にしており、それには「20代後半~」などと書いてあり鵜呑みにされていたようでした。
また、眉下切開とか眉毛下切開という名称が定着してしまったのが間違いなのです。実際は「眉中切開」で眉毛の下の部分を含めて切り取ってしまっています。そうでなく眉より下の皮膚を斬り取ってしまうと眉と上睫毛の距離が狭くなり過ぎ、男がガンを付けたような眼付きになります。
眉毛のあるべき部分に傷があるから眉墨で描いて傷を隠せるのは事実で、腫れが少なく早期の社会復帰を考えれば、身内に整形の傷がバレても問題ない中高年なら良いと思いますが、これから結婚する人は避けた方が良いと私は思います。
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2011年9月1日, 11:26 PM
今、当院のモニター募集中にて、下瞼の中~外側下げる手術を受けた方の経過写真です。瞼板筋の縫縮と表の皮膚切除の両方をやっています。私は以前は傷のことを考えて、裏からのアプローチだけで皮膚の切り取りはしなかったのですが、①裏からのアプローチだけでは後戻りがそれなりにある。②表の皮膚切り取りをした方が睫毛の生え際が見えてきて華やいだ感じで目が大きく見える。③傷は睫毛ギリギリで切開し丁寧に縫合すれば、殆ど分からなくなる。・・・以上の点から今は皮膚切開も行うのが普通です。写真を見てもお分かりのように傷は術後13日にして、殆ど分かりません。お化粧をキッチリやれば術後1週間位が社会復帰の目安と思います。
この下瞼縁を下げる手術名は近年は多くの美容外科で「グラマラスライン形成」という言葉でも呼ばれる事が多いです。以前は「目の縁を下げる手術」「あゆのタヌキ目にする手術」「目を下に大きくする手術」などと呼ばれていました。いずれにしても目頭に近い下瞼内側は下げずに、黒目の下から外側の範囲で下げるのが普通です。そして下げ過ぎて黒目の下に白目が見えて三白眼にならない程で仕上げなければなりません。
気を使う手術ではありますが、如何にも美容外科的な工芸細工的手術でピタッと決まって双方(患者さんと執刀医)ともに嬉しいという手術です。

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2011年7月23日, 4:43 PM
「・・・取れてしまったら、20才の女の子でも全切開」これを聞いた平成元年から8年経ち、私は某大手美容外科クリニックで小切開をやることになりましたが、そこでは黒目の上を1cm切開して、その切開した部分だけの内部処理をして傷を閉じる一般的な術式を採用しており、私もこんなものかと思いつつやっていました。
しかしその前に勤めていた大手美容外科では小切開を行っていませんでしたし、安見先生も二重の切開と言えば全切開でした。
この小切開の利点は腫れの引くのが全切開より早く、まずラインが取れないという点では結構良い手術と言えなくもないのですが、、術後の検診で、患者さんが伏せ目がちの状態を我々が正面から見れば二重の折れ目が不均一で不自然なのに気付きます。患者さんが鏡で自分の正面顔からみれば、二重のラインの上に皮膚が被ってくるので不均一さが目立ちません。しかしこれでは本人が不均一さを気付かないだけで、職場等で椅子に座って視線を机の方に向けて仕事中、周りの人がその人の瞼を見れば「整形してる!」とバレていることが多いはずで、『知らぬが仏』の状態となっています。それでもクリニックに小切開というメニューがある以上、平成元年から悩んでいた「20才の女の子でも全切開」を払しょくする術式に変えてやりたいと思いました。
それがこのブログの2009年7月18日~21日、2010年12月15日~翌年1月12日で記述した労作とも言える私の小切開となったのでした。
2011年7月22日, 8:02 PM
毎年5~6月、美容外科学会から演題募集の郵便が送られてくる頃、「今回の美容外科学会での出し物は何にしようか?」と考えますし少し悩みます。
そして「今回は福岡開催だから、私が福岡県に居た時に絡んだ事を発表しようか。」という気持ちになりました。それが二重小切開法についてです。
私は平成元年~平成3年初めまで徳永美容形成外科クリニックに通わせて頂き、色んな事を勉強し、徳永先生はお人柄・OP技術ともに尊敬できる先生と仰ぎみていましたが、
1つだけ引っかかっていたことがありました。それは傷についてのご発言です。二重手術に関しては「埋没法で2回やっても取れてしまったら、20才の女の子でも全切開。女性は化粧で傷は隠せますからね。」と言われていたことでした。
それで20代くらいの女の子が全切開を受けていたのを相当見て来ましたが、受けていた女の子たちの大半は全切開を進んで受けていた訳ではないと観ていました。
『・・・仕方がないから全切開。』こういうことだと思います。誰だって見えるところを切られたり傷が残るのを良しとしません。
『埋没法でラインが取れてしまったけど、今度こそラインが取れない手術を受けたい。』『埋没法では作れないと言われたけど希望通りの二重にしたい。』こちらの方が
優先されるから、全切開を受けるのです。患者さんの方は意を決し、割り切って手術台に上がる決意をしたのでしょうが、横で見ていた私の方が割り切れないのでした。(続く)
2011年7月2日, 11:06 AM
流石に下記の演題は受理されると思います。
ただ美容外科学会員にとって下記抄録を読んだ時、興味深いと思うか、低次元な話だなと思うかのスタンスの違いは結構あるのではないかと思います。興味深いと思うのは美容外科クリニックの美容専従医で、低次元な話だなと思うのは大学で再建外科をメインでやっている医師などではないかと思います。
美容外科と形成外科は扱っている部位や手技が似ており、美容外科と整形外科(手)は手技だけが似ている訳ですが、美容外科には、美容的考えとかセンスというものが要求される訳で下記の演題はそれに則した発想の演題です。
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二重小切開法(3mm×3)について
小切開は部分切開とも言われるが、この手術そのものを否定してかかる美容外科医師は少なくない。
理由は、切開した付近だけに癒着ができる操作をすると、二重のラインが不均一になるという理由からが最もの様である。
しかし全切開は皮下に癒着を作る操作を行うために皮膚を切開、そして処置後に閉創しているに過ぎない。
皮下の癒着を作るだけなら全切開をしなくても小切開で「窓」を複数開けて、皮下に目頭側~目尻側まで全域に渡り癒着を作る操作は出来るので、演者はそれを二重のライン上に3mm×3箇所行う様にして行っている。この術式について、また利点・欠点・限界について報告する。
2011年6月4日, 4:28 PM
昨日、術後2カ月余で来られた二重全切開(たるみ取り)+挙筋短縮のモニターさんの画像です。 良い結果を出していると思います。今は2カ月余ですから僅かなツレがあります。半年くらいがより自然な完成形でしょう。
2日前のブログの題名で、「極めて洗練された絵を描くような・・・」と書きましたが、若くてやる気のある医師は、やはりこういう仕事に人生を賭けても良いのだと思います。
何の分野に進むかを進路指導する医学生や研修医に告げる際、「やりたい事をやる、功利的に考えず直感で決めた方が良い。」と言っています。そうでないと後で伸びない気がします。
救命や機能再建の医療は尊いですが、今の私は目の前に現れた女性が綺麗になりたいと訴え、それを叶える仕事に従事できる事を誠に有り難いと思っています。
嘗て少年ジャンプに「ヒカルの碁」が連載されていて毎週ワクワクする思いで読んでいましたが、あの作品の中に(碁を打つ際の)「神の一手」という言葉が何度か使われていました。
(美容外科の手術の)「神の一手」・・・それを極められたら本望ですね。
2011年1月12日, 10:27 PM
二重といえば昭和60年までは全切開かビーズ法(切らずにビーズ付き糸を通すだけ)で、全切開の方が二重といえば主流でした。そして昭和60年以降は埋没法が爆発的に普及しました。
高須克弥先生が埋没法の事を「クイック整形」と名づけて、平成元年頃にその名の通りの著書「クイック整形」を出した時は、衝撃的でこれが日本の美容整形人口を急に増やすのに貢献したのは確かです。私はこの頃、福岡は天神で毎週勤務し埋没法ばかりやっており、「クイック整形」を上手いネーミングだと笑劇的に受け取ったものです。あの頃は日本は世界一バブリーな国で20歳位の女の子でも20万円で埋没法の2点留めを受けていました(当時の埋没法の底値は15万円位)。
二重といえば全切開が主流だったのに急に埋没法が主流になってしまった。この逆の経緯が「小切開」を美容外科医師に考察する段階を踏ませなかった理由かと思っています。(続く)
2011年1月9日, 11:36 PM
私は埋没法の傷の残らない良さと、全切開のラインが取れない(取れ難い)良さを合わせ持つ手術として、今の小切開をやるようになりました。しかし、実際は埋没法と違いよくよく見れば傷が残っていますし、多数の症例の中にはラインが薄くなった人もいて、完璧に良いとこ取りというには至りません。
しかし、ほとんど分からないレベルまで落ち着く傷と、全切開に準じるラインの取れ難さということで、この手術の存在意義はあると思っています。
つまり適応は、目立つ傷は嫌で、ラインが取れるのも嫌、そして切り取る程のタルミがなく、自然な変化(≠激変)を望む人が手術適応です。
2011年1月8日, 8:47 PM
小さな窓だけ開けて中をいじる。丁度、胃や胆嚢の手術で開腹せずに腹腔鏡でやるような境地で小切開の二重をやっていますが、腹腔鏡で腹の手術が何でも出来るものでは無いのと同じく、小切開は限界のある手術です。
次の事は小切開では無理です。①たるみを切り取る。②外人風など今のイメージから大きな変化。こういうご希望の場合は全切開でご依頼を受けています。
2011年1月7日, 10:35 PM
瞼がなぜ二重になるのか?それは瞼の裏側と表側で互い違いのルーズな動きをさせないよう固定させるから二重になるのです。一重瞼では、瞼を開ける筋肉(眼瞼挙筋)が裏近くにあるため、裏が1cm上がったとしても、表はそれほど上がらず相対的には下がるのです。だから睫毛が裏に引き込まれ逆さ睫毛にもなるのです。これを封じるのに軽度な固定なら埋没法、高度な固定なら外科的に癒着させるわけです。ですから皮膚は切ったとしても内部処理するための一時的に開く工程の一つに過ぎません。
反対に小鼻縮小は皮膚を切って大きさをを小さくするのが目的で、単なる工程ではないから、どの位どういう形で皮膚を切り取るかが問われています。ですから小鼻だって本当は外まで切りたくないのですが致し方ないのです。
2011年1月6日, 10:55 PM
二重の切開で小切開をよく行うのに、私が小鼻はなぜ小切開とせず、ほぼ全員の人に小鼻付け根の横まで切るようになったか?ですが、私も平成10年までは小鼻縮小と言えば、できるだけ内側法でやるよう患者さんに勧めて来ましたし、X-Plasty(渡部式)もやってました。 しかし最初から効果が小さく、そして無理に縮めようとすれば歪み、3ヶ月以上経つと後戻りで術前とほとんど同じような形状に戻ってしまうのを度々経験しました。それで原法に沿って外を切るのをメインとしています。
二重小切開は皮膚を切らずとも内部処理がしっかり出来れば目的を達しますが、小鼻縮小は皮膚を切り取らなければ内部処理をしても目的が達せないのです。
2011年1月4日, 1:29 AM
ただ私は瞼の傷を内外に伸ばすならもう黒目の真上は切らなくても全領域に内部処理が行えるから、その方が良いんじゃないかとの考えに拘っておりました。でも中切開を継続されていた先生は同じ院内で私の小切開を知っていたはずですから、当時のあの先生にとって、視野を十分確保して、しっかりした手術を行いたいという気持ちがあったからでは?と思っています。
これは美容外科を行う医師の立場として、効果を出すために傷を大きく残してしまうのと、傷を小さくするために効果があまり出ない結果になってしまうのは、どちらが良いか?との話になり、それはどちらが良いとも言えない問題です。
2011年1月2日, 11:16 PM
私が13年ほど前に勤めていた大手美容外科には、『黒目の上1cmの小切開の傷をもう少し内外へ伸ばした上で、瞼の皮膚は柔らかいので内側へ、外側へとグッと引っ張って皮下の内部処理を行えば、全切開と同じ内部処理の二重を作る事が出来て傷は短めで済む。それが中切開。』という様な事を実践されている先生がいました。真面目で学究的で好感の持てる先生です。
私は同時期に、1cmの小切開の傷を5mm、5mmとして間を空けて皮下を目頭~目尻まで内部処理する小切開(あのクリニックでは、木村式小切開とのアダ名が付けられました)を始めており、中切開の先生と伴に「均一なラインを作りたい。」との思いは同じだったと思います。ただ手法が違う形で表れたのでした。(続く)
2010年12月18日, 9:56 PM
「ものもらい」の手術後の事とは逆に、平成8年に全切開を受けた人で完全に一重に戻り瞼に傷だけ残っている人が来られました。会ったこともない先生の執刀ですが、私が修正手術をしましたので中の状況が分かりました。
唖然としましたがロクに内部処理をしてないものでした。これらから思う時、いかに重瞼ラインより睫毛側で瞼板側~皮膚側に癒着を作り開瞼時に裏表で動きを一体にするかが肝要と悟りました。
そしてそれは皮膚切開が二重を作るというより内部処理が作るのだから皮膚を目頭側から目尻側まで切らなくても、瞼のデザイン上に小さな窓だけ開けて全切開同様に内部処理して出来るはずと思ったのです。(続く)
2010年12月16日, 12:22 AM
誰だって二重手術後にラインが取れたくないし、二重切開で傷を残したくもないものです。しかし絶対にラインが取れず全く傷の残らない手術は有りえないとし、平成元年、「埋没法を2回やっても取れてしまうなら、20才の女の子でも全切開」と徳永先生から何度か聞かされた時は、仕方がないとの諦念を持ちました。
しかしやっぱり、「美容外科では、女は嫁に行くまで見えるところに傷を残してはダメだ。(確か前述の長谷川先生からs63年に聞いた言葉)」との考えには凄く共感していましたので、ラインが取れず傷の残らない二重は出来るのでないか?それがず~と脳裏にありました。
そんな中、患者さんから、「上瞼の『ものもらい』の治療で瞼を裏から眼科で切ってもらったら、二重になってしまって取れもしない。」という話を聞いてヒントを得た気がしたのです。(続く)
2010年12月15日, 1:06 AM
二重手術のことですが、先日カウンセリングに来られた患者さんが、「○○○クリニックの●●先生が、小切開なんてのはイイカゲンな手術で、私は切開と言えば全切開しかやらない。」と言われたと聞きました。やっている医師は無責任一代男のように聞こえますが、私は同様の言葉は平成元年から何度も聞いていますし、実は平成8年まで私自身が言っていた言葉でもあります。
私は昭和63年の2月から久留米大学病院‐門司労災病院のオフ日はほぼ全て美容外科天神勤務に当てており、同年7月以降は行けば埋没法ばかりやっていました。あの頃は、ウキウキドキドキで埋没法命!と熱くなっていましたが、逆に私がやった埋没法で後でラインが取れたと聞くとガーンと打ちのめされる思いでしたし、外人万歳ギャルから白人の写真など見せらると、「うっ…」と言いかけて「院長お願いします。」と長谷川院長の全切開のカウンセリングにバトンタッチしては、埋没法の限界は悟らされていました。(続く)
2009年9月19日, 12:43 AM
衆議院総選挙の前後で気づきましたが、小泉進次郎ってカッコいいのでは?と思いました。日焼けした精悍な顔立ちに加え、奥二重の鋭い視線と通った鼻筋がそう思わせるのです。
女の整形と男の整形をゴッチャにしてはいけないもので、鼻で言えば私は開業前、開業後とも他院で短めのL型プロテーゼを入れられアップノーズの可愛い鼻に、小鼻縮小でオジサンなのにオバサンのようになった男性を見てきました。そうではなくて男の鼻は自己主張:鼻筋が通って強靭な印象、小鼻が張っていてもOKというものだと思います。以前のブログで浜崎あゆみとヨン様を挙げて述べたのも参照して下さい。
なお、進次郎は今回は父、小泉純一郎がいたから当選したようなものですが、今後の未来は本人次第でしょう。美容外科も同じで世襲でもパッとせずやめた人もいます。進次郎が携帯サイトで書いた「意志のあるところに道はある」の通りでしょう。
2009年8月3日, 1:11 AM
2mm切開するとか糸を回す等は結び玉を潜らせるためですが、そういう事をやらなかったか、やっても拙劣だったので、結び玉が表に露出している場合があります。この場合、今になってその糸を潜らせようとしても、なかなか潜りませんし、僅かな感染を起こしているとも考えられますから、その糸は抜糸します。
医療一般で言えば、その後に落ち着いてから再度掛け直すべきでしょうが、二重が取れて生活も困るという社会的適応で、美容外科では同時に掛け直しですが、内か外に少しずらせて掛け直せば通常は上手く行きます。
2009年8月1日, 10:29 PM
昨日、埋没法の結び玉を皮膚に2mm切開を行って落とし込んでいる医師が少なくないと書きましたが、メスを使わない医師の場合、結び玉の落とし込みは、どうやっているかが大切です。中には糸を思い切り強く結ぶことで、結び玉が針穴奥にに引き込まれる術式で行う医師もいます。しかし、これでは糸で強く絞められた組織が欝血を起こし、なかなか腫れが引きません。
では私はどうやっているかですが、糸を結んだ後で、マイクロ摂子(ピンセット)で糸を回して結び玉を皮下奥に入れています。
何かしないと表皮の下にポコッと膨らんだ結び玉で残ることがあるのです。
2009年7月31日, 8:00 PM
美容外科の宣伝で「埋没法は切らない、腫れない」等と書かれているのをよく見ますが、そんな宣伝をしていながら、実はメスを使っている医師は多く存在します。何に使っているかというと、埋没糸の結び玉を皮下に落とし込むため、あらかじめ2mm程、皮膚に刻みを入れるように切っているのです。2mmでは肉眼で分かる傷痕にならないとも言えはします。
老人の医師や、手早くやるの事で割り切っている医師がやっているように見てきました。
私は埋没法でメスを使う事は、もう10年以上前に上司に言われるままに、やったことはありますが、2mmと言えど、まだ糸も通してないのにメスで皮膚を切ったら、時には血がジワ~っと出るのは嫌な気分です。
2009年7月30日, 4:16 PM
上記問いに美容外科の医師が「ああ、それは1年経った分、老化してタルミで皮が被って狭くなったんですよ。」と言うなら初心者です。
そうではなくて「埋没糸の表側に掛っている箇所が睫毛側に近づいた為」が正解のようです(仮説)。それは瞼を開ける筋肉(眼瞼挙筋)が瞼の裏寄りにあるため、一重瞼が開瞼時に逆さ睫毛となって眼球に触るように、裏と表で引き上げと引き下げの反対の力が加わり長期間のうちに表側の埋没糸固定点が下がってしまうのです(尚、これは広く認められた考えではありません)。
2009年7月29日, 11:59 PM
二重切開法は切るから中糸を残さない。そう思っている人は多いと思います。しかし私が見てきた限り、残す手技の美容外科の医師が多いものです。それは何故かと言えば、切開手術では瞼の皮下で癒着を作る際、しばらく内固定をしなければなりませんが、中糸を残さないとなれば、外縫いの糸を中の深いところまで、つまり瞼板前組織などに掛ける必要があります。すると外糸の抜糸の時、内固定も外れてしまう。あまり早く外すと中の癒着が出来ないので、外糸の抜糸を遅らせ、1週間以上後で行う。すると糸の跡目が何となく残り傷が汚い傾向。だから外糸と中糸は別々にして外糸を術後5日位で抜糸する医師が多いのです。
2009年7月28日, 11:58 PM
私は「4点固定ですけど、7点です。」ということがあります。本来の点の数え方は瞼の裏側と表側を固定のため皮膚と直角に通糸された場所で数えるので、これは通常4点が最多の数ですが、出来上がりがカウカクしないために、その皮膚側の固定点をラインに沿って皮下の浅いところで皮膚に平行に通糸する際、点と点の間で一度皮膚から針を突き出して、その穴からまた針糸を通して縫うとなれば4点の間に3つ針穴ができます。これを4+3=7点、2つなら6点、1つなら5点とも呼べますが、この5~7点目はラインの取れ難さにはそれほど関与しません。まあ微調整というところです。また一度皮膚から針を突き出さなくとも、もうちょっとで出そうなところまで近づけて、また潜らせるやり方と取れば、5点目以降の針穴が皮膚に開かなくても、それをやった時と同じ、クイッとした引き込みは出来るものです。
2009年7月27日, 11:58 PM
埋没法は巷では留め方で1点、2点、3点、4点、6点などと言われたりしていますが、平面の2次元では、2点以上留めないと線が決定し難いので、埋没法は2点以上で留めた方が良いです。1点法を堂々と宣伝しているクリニックも行けば2点以上を薦めるのが普通です。
そして末広型の普通の幅は2点で良いのですが、やや広めとか安定性が悪くラインが取れそうな時は3点。平行型の広めなら4点。というのが美容外科の先生に割と多い発想かと思います。5点以上は+α的な留め方となります。
2009年7月26日, 10:28 PM
今日、来られた若い女性は、聞けばX美容外科にてやった埋没法のラインが取れたので、同医院で全切開したけど何と3カ月でまた取れた。そしてY美容外科で埋没法をやったら1年で取れて、次にZ美容外科でやった埋没法は2年経ったら、この通りラインが薄くなりましたので、お願いしますと当院に来院されました。
全切開が3カ月で取れたとは凄いですが、Y/Z美容外科の埋没法がすぐ取れたわけではありませんし、開瞼閉瞼に特に異常はありませんので、全切開がすぐ取れた原因はドクターの腕が悪すぎたのだと思います。
この患者さんのパターンなら私は小切開または全切開と本人に告げたのですが、休みが5日しかなく埋没2点留めを本人は希望され、それでやりました。ご本人はこれで年末にでもラインが薄くなったら小切開をお願いします。と言われました。このブログをお読みの方は、こんなに何回も二重手術をする人がいるんですか!?と思われるかも知れませんが、我々からすれば決して珍しくないのです。
2009年7月25日, 11:42 PM
本日、日本美容外科学会(JSAPS:形成系)が大阪でありましたが、瞼に関して非常に学術的な話が聞け感動しました。
上瞼標本の連続切片を染色し鏡検した話ですが、『挙筋腱膜は瞼板上板あたりから、広がりの角度として10度であるが、内側に近づくにつれて50度と大きくなり眼瞼の厚さも増大していて、外側では20度となり網目状の結合織に変化しながら眼輪筋に付着していた。これは上眼瞼挙筋中央部は動的、内・外は静的構造を意味します。』という概要でした。この学会でも「何となくこんな事やってます」的な発表が多いですから、こういう世界に先んじた基礎研究には舌を巻く思いです。 ≫学会での他の話
2009年7月24日, 11:09 PM
二重の手術は昔は(と言っても二十数年以上前ということでしょうが)、切開法とビーズ法が主流でした。
このビーズ法は後に埋没法に取って替わられるものですが、要は切らない手術でした。
瞼に炎症を起し易い糸を通し、皮膚側に出た糸を2つ穴のあいた極小さいビーズに通し強く結んで1週間くらいすると
瞼の皮下に癒着が生じ二重になるというものでしたが、すごく腫れるのと、後でラインが取れることもありましたので廃れていったのです。
私も医学生の頃に見学で見た事はあります。
2009年7月23日, 11:59 PM
10年余り前、美容外科クリニックの勤務医をしていた時、同僚医師から小切開を受けた患者さんでラインが取れたと言ってきた人を見たことがあります。それが1箇所切開では駄目なんだとの思いに繋がりましたが、また私は都内のベテラン開業医3人のそれぞれの患者さんで、全切開を受けたけどラインが消えて、ほぼ一重だけど傷だけ残った人を見たこともあります。
私の今の流儀の小切開も最初は「目頭~目尻まで内部処理するからラインが取れることはないな。」と思っていたことがありましたが、何年もたって、「薄い線のようになってしまいました。」と言われて来院された人を見て愕然としたことがあります。総数は1%にもなりませんが、ショックでしたから、私なりに内部処理を改善し、今のところ平成16年以降で、取れたとか取れたに近いと言って来られた人はいません。ただ今後も絶対いないとは断言できないと思っています。やはりハードな全切開よりは癒着が強固ではないからでしょう。上記ベテラン3人の全切開の患者さんも前日書きました「ソフトな全切開」あたりで受けたのではないかと思います。
もっともハードな全切開でも患者さんがアトピー性皮膚炎などで痒みで1時間に10回以上瞼を擦ることを何年も繰り返せば、やはりラインは取れるかな。と考えます。