Archive for the ‘目’ Category.
2009年9月19日, 12:43 AM
衆議院総選挙の前後で気づきましたが、小泉進次郎ってカッコいいのでは?と思いました。日焼けした精悍な顔立ちに加え、奥二重の鋭い視線と通った鼻筋がそう思わせるのです。
女の整形と男の整形をゴッチャにしてはいけないもので、鼻で言えば私は開業前、開業後とも他院で短めのL型プロテーゼを入れられアップノーズの可愛い鼻に、小鼻縮小でオジサンなのにオバサンのようになった男性を見てきました。そうではなくて男の鼻は自己主張:鼻筋が通って強靭な印象、小鼻が張っていてもOKというものだと思います。以前のブログで浜崎あゆみとヨン様を挙げて述べたのも参照して下さい。
なお、進次郎は今回は父、小泉純一郎がいたから当選したようなものですが、今後の未来は本人次第でしょう。美容外科も同じで世襲でもパッとせずやめた人もいます。進次郎が携帯サイトで書いた「意志のあるところに道はある」の通りでしょう。
2009年8月3日, 1:11 AM
2mm切開するとか糸を回す等は結び玉を潜らせるためですが、そういう事をやらなかったか、やっても拙劣だったので、結び玉が表に露出している場合があります。この場合、今になってその糸を潜らせようとしても、なかなか潜りませんし、僅かな感染を起こしているとも考えられますから、その糸は抜糸します。
医療一般で言えば、その後に落ち着いてから再度掛け直すべきでしょうが、二重が取れて生活も困るという社会的適応で、美容外科では同時に掛け直しですが、内か外に少しずらせて掛け直せば通常は上手く行きます。
2009年8月1日, 10:29 PM
昨日、埋没法の結び玉を皮膚に2mm切開を行って落とし込んでいる医師が少なくないと書きましたが、メスを使わない医師の場合、結び玉の落とし込みは、どうやっているかが大切です。中には糸を思い切り強く結ぶことで、結び玉が針穴奥にに引き込まれる術式で行う医師もいます。しかし、これでは糸で強く絞められた組織が欝血を起こし、なかなか腫れが引きません。
では私はどうやっているかですが、糸を結んだ後で、マイクロ摂子(ピンセット)で糸を回して結び玉を皮下奥に入れています。
何かしないと表皮の下にポコッと膨らんだ結び玉で残ることがあるのです。
2009年7月31日, 8:00 PM
美容外科の宣伝で「埋没法は切らない、腫れない」等と書かれているのをよく見ますが、そんな宣伝をしていながら、実はメスを使っている医師は多く存在します。何に使っているかというと、埋没糸の結び玉を皮下に落とし込むため、あらかじめ2mm程、皮膚に刻みを入れるように切っているのです。2mmでは肉眼で分かる傷痕にならないとも言えはします。
老人の医師や、手早くやるの事で割り切っている医師がやっているように見てきました。
私は埋没法でメスを使う事は、もう10年以上前に上司に言われるままに、やったことはありますが、2mmと言えど、まだ糸も通してないのにメスで皮膚を切ったら、時には血がジワ~っと出るのは嫌な気分です。
2009年7月30日, 4:16 PM
上記問いに美容外科の医師が「ああ、それは1年経った分、老化してタルミで皮が被って狭くなったんですよ。」と言うなら初心者です。
そうではなくて「埋没糸の表側に掛っている箇所が睫毛側に近づいた為」が正解のようです(仮説)。それは瞼を開ける筋肉(眼瞼挙筋)が瞼の裏寄りにあるため、一重瞼が開瞼時に逆さ睫毛となって眼球に触るように、裏と表で引き上げと引き下げの反対の力が加わり長期間のうちに表側の埋没糸固定点が下がってしまうのです(尚、これは広く認められた考えではありません)。
2009年7月29日, 11:59 PM
二重切開法は切るから中糸を残さない。そう思っている人は多いと思います。しかし私が見てきた限り、残す手技の美容外科の医師が多いものです。それは何故かと言えば、切開手術では瞼の皮下で癒着を作る際、しばらく内固定をしなければなりませんが、中糸を残さないとなれば、外縫いの糸を中の深いところまで、つまり瞼板前組織などに掛ける必要があります。すると外糸の抜糸の時、内固定も外れてしまう。あまり早く外すと中の癒着が出来ないので、外糸の抜糸を遅らせ、1週間以上後で行う。すると糸の跡目が何となく残り傷が汚い傾向。だから外糸と中糸は別々にして外糸を術後5日位で抜糸する医師が多いのです。
2009年7月28日, 11:58 PM
私は「4点固定ですけど、7点です。」ということがあります。本来の点の数え方は瞼の裏側と表側を固定のため皮膚と直角に通糸された場所で数えるので、これは通常4点が最多の数ですが、出来上がりがカウカクしないために、その皮膚側の固定点をラインに沿って皮下の浅いところで皮膚に平行に通糸する際、点と点の間で一度皮膚から針を突き出して、その穴からまた針糸を通して縫うとなれば4点の間に3つ針穴ができます。これを4+3=7点、2つなら6点、1つなら5点とも呼べますが、この5~7点目はラインの取れ難さにはそれほど関与しません。まあ微調整というところです。また一度皮膚から針を突き出さなくとも、もうちょっとで出そうなところまで近づけて、また潜らせるやり方と取れば、5点目以降の針穴が皮膚に開かなくても、それをやった時と同じ、クイッとした引き込みは出来るものです。
2009年7月27日, 11:58 PM
埋没法は巷では留め方で1点、2点、3点、4点、6点などと言われたりしていますが、平面の2次元では、2点以上留めないと線が決定し難いので、埋没法は2点以上で留めた方が良いです。1点法を堂々と宣伝しているクリニックも行けば2点以上を薦めるのが普通です。
そして末広型の普通の幅は2点で良いのですが、やや広めとか安定性が悪くラインが取れそうな時は3点。平行型の広めなら4点。というのが美容外科の先生に割と多い発想かと思います。5点以上は+α的な留め方となります。
2009年7月26日, 10:28 PM
今日、来られた若い女性は、聞けばX美容外科にてやった埋没法のラインが取れたので、同医院で全切開したけど何と3カ月でまた取れた。そしてY美容外科で埋没法をやったら1年で取れて、次にZ美容外科でやった埋没法は2年経ったら、この通りラインが薄くなりましたので、お願いしますと当院に来院されました。
全切開が3カ月で取れたとは凄いですが、Y/Z美容外科の埋没法がすぐ取れたわけではありませんし、開瞼閉瞼に特に異常はありませんので、全切開がすぐ取れた原因はドクターの腕が悪すぎたのだと思います。
この患者さんのパターンなら私は小切開または全切開と本人に告げたのですが、休みが5日しかなく埋没2点留めを本人は希望され、それでやりました。ご本人はこれで年末にでもラインが薄くなったら小切開をお願いします。と言われました。このブログをお読みの方は、こんなに何回も二重手術をする人がいるんですか!?と思われるかも知れませんが、我々からすれば決して珍しくないのです。
2009年7月25日, 11:42 PM
本日、日本美容外科学会(JSAPS:形成系)が大阪でありましたが、瞼に関して非常に学術的な話が聞け感動しました。
上瞼標本の連続切片を染色し鏡検した話ですが、『挙筋腱膜は瞼板上板あたりから、広がりの角度として10度であるが、内側に近づくにつれて50度と大きくなり眼瞼の厚さも増大していて、外側では20度となり網目状の結合織に変化しながら眼輪筋に付着していた。これは上眼瞼挙筋中央部は動的、内・外は静的構造を意味します。』という概要でした。この学会でも「何となくこんな事やってます」的な発表が多いですから、こういう世界に先んじた基礎研究には舌を巻く思いです。 ≫学会での他の話
2009年7月24日, 11:09 PM
二重の手術は昔は(と言っても二十数年以上前ということでしょうが)、切開法とビーズ法が主流でした。
このビーズ法は後に埋没法に取って替わられるものですが、要は切らない手術でした。
瞼に炎症を起し易い糸を通し、皮膚側に出た糸を2つ穴のあいた極小さいビーズに通し強く結んで1週間くらいすると
瞼の皮下に癒着が生じ二重になるというものでしたが、すごく腫れるのと、後でラインが取れることもありましたので廃れていったのです。
私も医学生の頃に見学で見た事はあります。
2009年7月23日, 11:59 PM
10年余り前、美容外科クリニックの勤務医をしていた時、同僚医師から小切開を受けた患者さんでラインが取れたと言ってきた人を見たことがあります。それが1箇所切開では駄目なんだとの思いに繋がりましたが、また私は都内のベテラン開業医3人のそれぞれの患者さんで、全切開を受けたけどラインが消えて、ほぼ一重だけど傷だけ残った人を見たこともあります。
私の今の流儀の小切開も最初は「目頭~目尻まで内部処理するからラインが取れることはないな。」と思っていたことがありましたが、何年もたって、「薄い線のようになってしまいました。」と言われて来院された人を見て愕然としたことがあります。総数は1%にもなりませんが、ショックでしたから、私なりに内部処理を改善し、今のところ平成16年以降で、取れたとか取れたに近いと言って来られた人はいません。ただ今後も絶対いないとは断言できないと思っています。やはりハードな全切開よりは癒着が強固ではないからでしょう。上記ベテラン3人の全切開の患者さんも前日書きました「ソフトな全切開」あたりで受けたのではないかと思います。
もっともハードな全切開でも患者さんがアトピー性皮膚炎などで痒みで1時間に10回以上瞼を擦ることを何年も繰り返せば、やはりラインは取れるかな。と考えます。
2009年7月22日, 11:58 PM
「ソフトな全切開とハードな全切開」 10年余り前、こういう言葉を使っている美容外科の先生がいることを知りました。
その意味は、ソフトな全切開は、ラインが食い込むと言うほどにせず仕上がりが自然。埋没法で取れたまたは取れそうだけど、埋没法ではラインの維持が難しそうな人に行う。手術で内部処理はあまりに強固な癒着が生じないレベルで仕上げる。
ハードな全切開とは、ラインが日本人離れした深めで、整形したと思われても外人風に仕上げたい人向き。
というものでしたが、このソフトな全切開が、私が行ってる小切開同様な感じの眼差しになると思っています。ただ傷の点で小切開の方が優位にあるものです。
2009年7月21日, 11:58 PM
小切開は皮下は全切開と似たようなことをやると書きましたが、小さな窓から操作しますので、全切開ほどには徹底的に弄れません。ですから、小切開では、あまりにクッキリ・パッチリとか外人風への大きな変化は難しいです。また皮膚タルミに関しても小切開では切り取りができません。従って下記のような感じでしょう。
○小切開:ある程度のクッキリ・パッチリ、埋没法希望だけどラインが取れてしまうのを防ぐ。
○全切開:はっきりとクッキリ・パッチリ、外人風。またはタルミの皮膚を切り取る目的で行う。
2009年7月20日, 10:40 PM
手術後の経過です。以前からネットに挙げていますモニターさんから比べると、最初の頃の傷が目立ちます。傷の経過はごく初期に乾燥させない、紫外線を浴びせない。こういうことは非常に大事です。なお術直後に瞼の上に乗せている黄色い塊が切除した眼窩脂肪です。
なお、先日挙げました全切開の人の傷とは明らかに違います。全切開の人の傷も綺麗な方かと思いますが、美容外科ですから、「切ったけど綺麗に縫うから良い。ではなくて、いかに切らなくて出来るか。」で考えたいのです。
2009年7月19日, 11:48 PM

以前書きましたことは図の如くです。脱脂の傷はやや外側で、脱脂しか行わないので2㎜以下の切開もしくは太めの針で穴を開けてで出来ます。しかし小切開は脱脂+瞼板前組織と眼輪筋の固定という作業が加わるため、あまりに小さい傷では不可能です。10年位前に行っていた2ヶ所切開でも良いのですが、やはり目頭&目尻付近もきちんと内部処理しようとすれば、3ヶ所切開の方が良いです。それで3ヶ所切開に移行しましたが、慣れてくるに従い、経験的に1ヶ所2.8~3mmの切開があれば確実に瞼板前組織まで達し、そこを眼輪筋と固定することができています。なお、この切開は皮下全体をいじる窓に過ぎません。切開した直下だけ処理するわけではないので、切開部分だけが凹むようなことはないのです。
2009年7月18日, 9:39 PM
二重を小切開法で行うのは一般的には黒目の上を約1cm切開して行う事が多いものです。私もずっと以前はこれで行っていました。しかし黒目の上だけの切開では目頭側、目尻側の皮下組織の内部処理ができません。それのためこの1㎝の小切開では二重のラインの深さが不均一になってしまいます。ですから、やはり全切開じゃないと駄目だ。と思った事もあります。しかし全切開とは皮膚を全部切るから二重になるのではなく、皮下組織の内部処理で瞼の裏側と表側の癒着を生じさせるものであり、その作業が終われば皮膚を閉じる(縫合する)わけですから、何も全部開かなくても、「皮膚に窓だけ開けて、皮下の内部処理は全切開同様に出来るんじゃないか?」それがひらめきました。ひらめいてもなかなか実行には移せないので、美容外科の雑誌や書籍を調べてみましたら、案の定、そういう事が載っていました(美容外科手術プラクティス≪1≫46頁など)。
そしてある時、埋没法ではとても無理な幅広平行二重の希望の人が来られましたが、全切開の傷にかなり躊躇もされていました。それで自分の考えと文献にある方法を織り交ぜ、「1㎝の傷を2つに分け5㎜×2にしてマイクロ摂子(顕微鏡用ピンセット)も斜めにも入れて目頭~目尻側の内部処理を全切開のように行います。」等と説明しやりましたら、これが大変上手く行き、私にとって山を一つ越えた様な感慨を覚えたものでした。
なお、小切開+目頭切開のモニター写真を貼ります。

2009年7月17日, 11:59 PM
全切開の傷の事で悩んでいた私ですが、埋没法に脱脂も同時に行う際、習いはじめの頃は、5~6mm切開し皮膚を糸1~2本で縫合してやって下さい。などと言われやっていましたが、その抜糸も1週間ではなしに2~3日で行い、後々傷をみる機会があった時、全切開の傷より明らかに綺麗なのには注目していました。全切開のある部分の傷5~6mmより脱脂の傷5~6mmに傷の方が綺麗・・・。
そして脱脂手術も慣れるに従い傷の長さを4~5mm→3~4mm→2~3mm→2mm以下と、どんどん小さく出来るようになった時、この傷は後々肉眼では分かり難い・・・。なぜだろうか?極小と言えどメスで皮膚を切っているのに。思えば、留置針(金属針と外側のテフロンの2重構造の針:手術で長時間点滴を続ける際に、この針を血管に刺し、テフロン部分を残し点滴を流す)の太いのは針先の幅が1mm超えるのに、それを刺した皮膚に後々傷が残ってない。1mm+αの皮膚を切ったのと同じなのに・・・。
こういう思いが、後々今まで全切開しか仕方ないか。と思っていた人に小切開を薦めることに繋がって行きました。[続く]
2009年7月16日, 12:27 PM

昨日上げたモニターさんの術後半年後の傷です。なんとなく分かります。今後は経年的変化でもう少し目立たなくなりますが、消えるわけではありません。
このモニターさんの術前・術後の画像は下記をクリックして下さい。
≫切開法の症例写真の下段(アメリカ人になりたい)。
全切開の傷に関して、お化粧で隠せるならOKですと言われる人と、絶対にバレたくないから嫌!という人がいます。
外人風にしたい人は最初から全切開の傷には覚悟ができている人が多いのですが、自然な二重が希望だけど埋没法で取れてしまった人に全切開の説明をした場合、傷のことで納得されない事も多いです。この時、どうするかが平成10年以前の私の日々の診療の悩みでした。[続く]
2009年7月15日, 9:33 PM
平成元年に、そこの美容外科クリニックの院長先生から「埋没法を2回やっても取れてしまう人には、20歳の女の子でも全切開するしかないですね。」と言われました。私はこの年と前年に、かなりの数の埋没法をやらせてもらいましたから、埋没法への思い入れが強く、「うう~っ(それ以上は言葉に出せない)」と悲嘆しました。でもそれは仕方ないとは思いました。 ・・・全切開の問題は傷です。(画像は術後3カ月検診のモニターさん、目頭・目尻もやっています。目頭は他院修正。外人顔ご希望でしたからやりました。今6ヶ月過ぎまして傷はこれより良いです。)[明日に続く]
2009年7月14日, 8:52 AM
平成2年に高知で日本美容外科学会(JSAPS)がありました時、この題名の議論がありました。白壁美容外科(当時)の河田先生が溶ける糸でやったこともありますが・・・。等と発言されたくらいで、他の演者の先生は「使ったこともない!」との発言でした。
皆が否定的だったのは、溶ける糸が十分長く持たないからです。溶ける糸で長く持つのはPDSですが、実際糸がほぼ溶けきってしまうのが半年かかるにしても、これを埋没糸に使った時、半年はラインが維持、もしくはこれでクセ付いてしまうかもさえ言われないのは、「抗張力」はもっと早く失われるからです。抗張力とはピーンと張った緊張度ですが、PDSでさえ、2ヶ月もすれば糸が加水分解で糸がグズグズ、ボロボロとなっていくのです。
経験的に普通の溶けない糸の埋没糸を術後1年で抜いてもラインが浅くなる人は何人も見てきましたから、2ヶ月程度で抗張力が失われるのでは話にならないのです。3年保ててその後溶けてなくなるような糸は今後も作れないでしょうから、埋没法は今後とも溶けない糸でやるのが王道でしょう。
そう言えば美容外科学会(JSAS)で糸のリフトの糸をPDSにてやってみたけど、溶けない糸と比べて、術後2ヶ月で差がついてしまったと聞いたこともあります。やはり切らずに糸だけで効果を出す手術は、糸が溶けては成績がPoorと言えるでしょう。
2009年7月13日, 9:52 AM
4,5年位前から患者さんに「埋没法を挙筋法でお願いします。」と言われたことが何度かあります。私は「ああ、それでも良いですよ。元々私は最初の頃(s63年~)は、埋没法と言えば挙筋法でばかりやっていましたから。」と答えたりしていましたが、患者さんとよくよく話してみると、『挙筋法=瞼の裏に糸を出さない。』『瞼板法=瞼の裏に糸を出す。』と信じ込んでいる人が結構いました。聞けばネットの情報ではそうなっている等と言われたものです。
インターネットの情報は間違っている事も結構多いですが、上記、挙筋法vs瞼板法は糸を裏に出すか出さないかの違いではなく、裏の掛ける位置が高くて挙筋のレベルになるか、高くなくて瞼板のレベルになるかの違いを言うのです。挙筋法でも裏に糸を出す先生もいれば、瞼板法で裏に糸を出さない先生も多いものです。もっとも 挙筋法も瞼板法も裏に糸を出したまま終わるのは良くない事と私は考えております。
さて随分昔は、挙筋から来る力が瞼の皮膚表面に伝わり易くあるため挙筋法でやるべきだと思われていた時代がありましたが、実際はそうではなく瞼が表側と裏側で固定されることが二重のできる機序なんだと分っています。そうすると挙筋のレベルと瞼板のレベルでは瞼板のレベルの方が固定性がやや高く後々二重が取れ難い傾向ですから、今は美容外科の臨床医は瞼板上端レベルに埋没糸を瞼板に潜らせ瞼板前組織に掛けるような形で手術を行う事が多いものです。
2009年7月12日, 9:47 AM
私は大手美容外科に勤務していた頃、新人Dr.に次のように話していました。「切らない、腫れない、傷が残らない、自然。 埋没法に患者さんが求める美容外科の原点があるのですよ。埋没法を馬鹿にして、もし『埋没法はやる気になれないけど、フェイスリフトならガッテンだ!』なんて言う先生がいたら、美容外科が向いてないです。埋没法が綺麗に出来なくて他の手術が綺麗にできる美容外科の医者を私は知らないです。」
もっと遡って私が大塚美容形成外科に入職間もない頃に、橋本副院長が「埋没法は何回やってきても、時に難しいと感じる症例があるものです。」と、この道30年のベテランでも言われていたのが印象的で記憶に残っています。後年、私もそれに習って大手の新人Dr.に「埋没法は入口は広いけれど極めるのは難しい。」とも言ってきました。
埋没法は単純な縫合であっても精緻な仕事で、手術中に研ぎ澄まされた感性を要求されます。実はその空気というか雰囲気が私は好むところです。私の著書のあとがきに「脳からアルファ波が発せられているのでしょう。精神統一され、~高揚感に包まれるのを感じます。」と書きましたが、これは埋没法を念頭に置いて書いたものです。この手術を21年前に執刀させてもらった時、「あっ!これだ。」と感性のときめきを感じたから今の自分があると思っています。
2009年7月11日, 12:59 AM
この4本の透明の糸は埋没法の糸です。昨日「通常、うす青で1~2年で脱色し透明になるのです。」と書きました糸です。
埋没法の手術を受けて10年を経て「瞼に糸が入っているかと思うと、ずーっと悩んできました。」と抜糸を強く懇願された患者さんがいましたが、2度ほど断りました。私は「透明を抜くなんて本来不可能です。」と言いました。しかしこの人は私から別の美容外科手術を何度も受けていた人で、私への信頼が厚く、結局引き受け、やっとの思いで抜きました。抜くテクニックは、瞼を指で上下左右に動かすと皮膚の動きに微妙に攣れた感じのところがありますから、そこにピオクタニンで印を付け、皮膚に局所麻酔を1滴うち、1mmの極小切開を行い、肉眼で見えなくてもマイクロ摂子で掴んだ時、ナイロンのような感触を得たら引っ張り出すのですが、大抵ハズレです。30~100回位引っ張り出した時、偶然掴み出せて「嗚呼、やれやれ~。」という気持ちでハサミでカットし抜き出すようなものです。
過去に透明埋没糸を抜いて来たのを思い出しても、半端でない時間が掛かっています。つまり侵襲が大きく結構腫れる。1mmの穴も摂子の出し入れで裂けて、もう少し大きくなり傷として残ることもある。そして抜糸しても年数が経っているから二重は変わらない。・・・「糸が入っているのが嫌」それだけで行う様なものです。私が患者さんに「指で触れて分かるようなものでないし、レントゲンにも映らない、眼球に悪い事もないのだから、気にしない方が良いんじゃないですか。」と言っても、納得しません。そこにその患者さんの精神病理を垣間見る気がします。
追伸:7月23日 本日13年前に入れた埋没糸を抜くことになりました。患者さんも私も相当覚悟していましたが、予定していた5本の糸が1時間半で全部抜けました。5本とも完全に透明になっていましたが、この人の場合、糸が浮いてきて表皮を突き上げるような外観をしていましたから、奥に食い込んだケースとは次元が異なったわけです。と言っても麻酔を打った途端、その浮いた外観は分からなくなりましたから、全部抜き終わるまでは神妙な境地でした。外側の抜糸操作をしている時に、腫れが内側にも及んで、表皮を突き上げた外観が失われて行く時、焦ったものです。
2009年7月10日, 1:17 AM

昨日、埋没糸抜糸・かけ直しをしました。数年前に某個人美容・皮膚クリニックで掛けた埋没糸が透けて見えるので再手術をお願いされたのです。
しかし、「おかしいな?」とは思っていました。患者さんに適切な医療を行っている美容外科医師ならば、埋没法の専用の糸を使うはずで、この糸は通常、うす青で1~2年で脱色し透明になるのです。やった先生の名前を知った時に、あの先生はまともな医者だから、その埋没法専用糸を使っているはず。だのに数年経っても、皮膚から透けて糸があるのが見えるなんて・・・? そう思いつつ抜糸したら、やはり黒ナイロンでした。一方は結玉を探し、その脇をつかんで引張ったら、すぐ結びがほどけました。正しく結節が作られていなかったと言えます。
埋没専用糸に黒も販売はされていますが、上述の青→透明が主流です。私には黒を使う理由はないと言えます。
なぜあの名医とも言われる先生が黒を使うのか?・・・憶測ですが、あの先生は大学在籍からいきなり美容・皮膚クリニックを開業されましたから独りよがりに陥っているのでは?と思いました。
孔子の名言:『学びて思わざれば即ち罔し、思いて学ばざれば即ち危うし』(せっかく学んでも、自分で考えてみないと知識は確かなものにならない。自分ひとりで考えるばかりで学ぶことをしなければ、独り善がりになって危険だ。)・・・この後者か?と思いました。尤も私も気をつけます。
(8月11日 本日早朝にお問い合わせ下さった方、個人の名誉がかかってますから御勘弁下さい。)
2009年7月9日, 12:37 AM
昨日の話の続きですが、解剖学的に言えば、図の左下から3番目(14―――― )が下瞼板筋と言いますが、ここを術中に瞼を外反(アカンベ)させて結膜切開からこの筋肉に達し縫い縮めるのです。これで下瞼縁が下がります。
ただ問題点は、しばらく経過を見ていると若干の後戻りがあること、この下瞼板筋は瞼の後方にあるためマツゲが内側に引き込まれ気味で、過大に行えば逆さマツゲになりかねないことです。
引き込まれに対しては表の皮膚をマツゲ生え際ギリギリで帯状に切り取ると反作用でマツゲは引き込まれないか、若干マツゲ生え際をよく見せる格好になり華やいだ印象が作れます。加えて目尻切開が下瞼を下げる事に貢献するのは、吊上げている支点(外眼角)が開いて下への牽引力で下瞼縁が下げられると解釈して下さい。
2009年7月8日, 10:04 AM
写真はキャバクラの女の子に好評の雑誌「小悪魔ageha 」からですが、何か、浜崎あゆみっぽいメイクの人が映っています。メイクの仕方を見ますと、下瞼の付けマツゲを実際のマツゲより離して、あゆ風のタヌキ目にしています。
目を大きくするとは、二重手術・目頭切開・目尻切開が代表的で、それに加えて挙筋短縮にて上瞼を開き黒目の見え方を大きくするのですが、更にもう一つが下瞼の縁を下げる手術です。写真の女の子のように苦しすぎる付けマツゲを日々やるのなら、もう手術しても良いかと思います。この手術は決まりきった術名がなく、グラマラスライン形成術とか下瞼下垂術、下制筋縫縮術などと呼ばれています。
当院にも昨日術後の抜糸で来られた人がいますが、1週間もすれば、この手術は満足感が得られます。つまり上瞼切開から比べれば、腫れが長引きません(但し、白目の下の方が赤くなることはあります)。瞼の裏から縫い縮めるのが基本ですが、加えて表の皮膚切除、目尻切開もやれば更に効果的です。
2009年7月6日, 8:26 PM
昨日、「女性の整形は目が第一優先、目は大きければ大きいほど良い。」と書きましたが、女性は「目、大きいね。」と言われたら皆、嬉しいはずです。
浜崎あゆみがスターに昇ってきたのは、そのデカ目が原動力であり、全国に「あゆになりたい、あゆになりたい。」と病的なまでに浜崎に近づくため、髪型・メイク、そして整形とエスカレートしてきた女性は莫大にいるようです。今も雑誌、小悪魔agehaをみれば、あゆ似の外見の女の子ばかりで、あの雑誌では平行二重が当然で、一重や末広二重はいないのではないかと見受けます。
目が大きいことは、派手さ、明るさ、愛らしさに繋がり、女性が女性らしくある時の重大要件です。少女漫画を見てもヒロインの女の子は皆、デカ目ですね。
さて、男性の整形の第一優先は何かと言えば、鼻です。少女漫画のヒロインがデカ目であっても、その彼氏はデカ目でありません。涼しげな小さい目ですが、鼻がビシッと高くて長いものです。ぺ・ヨンジュは、目は小さく眼鏡までかけているのに日本女性をキャーキャー言わせました。やはりこの人のカッコ良さは、その高くて長い鼻です。やや大きめで太めなのがまた良いものです。 しかし、もしペ・ヨンジュ似の女の子がいたら、これは外見的には全く相手にされないものでしょう。
2009年7月5日, 11:22 PM
題名の言葉は患者さんから聞いた言葉ですが、佐々木希は美容整形疑惑も言われるくらい患者さんにも注目されています。
PINKYは創刊の時から鈴木えみがメインモデルだったと思いますが、鼻が人形のように細くて綺麗なモデルだなあ。と思いましたし、1年前春など小鼻縮小の患者さんのかなりの数の人が鈴木えみの写真を持ってきては、これくらい小さくして!と希望されたものです。
佐々木希は私は2年前にクリニックの待合室においてあるPINKYをたまたま見て、凄い綺麗なモデルがいる!と偶然気がついたものでしたが、そのうち患者さんが「佐々木希のような大きな目にして!」「佐々木希くらい鼻先下げて!」と写真の切り抜きを持って来られてはご希望に近付ける手術をしてきました。
ですからこの2人のモデルの顔は私の脳裏にしっかり入っていますが、イメージ的に、佐々木希の方が陽性でインパクトがあると思います。それは突き詰めれば、あの大きく愛らしくも力強いデカ目なんだと思います。
女性の整形は目が第一優先、目は大きければ大きいほど良い。逆に鼻は顔の中心にあってもワキ役。と私はよく言いますが、デカ目の佐々木希だから小鼻縮小の鈴木えみに競り勝てるのだと思います。
なお、佐々木希の鼻の考察は≫旧院長ブログ