~自分の命より大事なもの~

連日の報道に対し、玉川徹という人は、自分の命を守るために「早期に降伏すべき」と持論を展開しているそうですが、読んだ私には違和感があります。自分の命も大事だけど、同等か、それ以上に譲れないものはあります(画像はクリックで拡大)。
宇の一般人は軍人と一緒になって応戦、国外いた人々も5万人以上が、祖国防衛のために帰国していると読んで私は感動しています。

日本は島国ということや、先の敗戦後の平和ボケ教育のせいで、国防のために決死の覚悟をする人は、そうそう居ないようです。
私は中欧史の研究を始めた頃に気付いたのですが、日本には祖国(Vaterland)という概念が無いです!そのためか外国人は自国の国防軍の軍人への尊敬の念があるのに、日本人は、自衛隊や自衛官に尊敬の念がそれほど無いです。昔は日教組が「人殺しの職業」と言っていたくらいですし。
(嗚呼)

では、普通の日本人にとって「~自分の命より大事なもの~」は何?と問われた時、
『~自分の子供の命~』これにはまず全員が同意でしょう。自分より先に子供が死ぬようなことがあれば、この悲しみは一生続きます。例え20年経っても昨日のことのように思い出されるはずです。

子供以外に「~自分の命より大事なもの~」と言われた時に、気持ちの込めようが半端ない芸術家なら、自分の作品を挙げると思います。
また芸術とまでは見做されなくても、体を張って、もしくは命を張って仕事をしている人たちほど、『命に代えても譲れないもの』を持っているはずです。「頑固職人」と言われる人たちは特にそうですね。

医師の中でも外科系臨床医は技術職的で、特に整形・形成・美容のプロとなれば当に「職人」です。
第一線に立って長年、週70~100時間も仕事をしていますと、担当臓器や手術手技に思い入れが強くなります。そして難しい手術や再手術を担当するとなると、その何日か前から解剖の本を読み直したり、頭の中でイメージオペレーションを繰り返すなどして、内心は不確実性を憂慮しつつ『命賭け』の当日を迎えます。そして術中は神妙さと四苦八苦が入り混じった中で『この手術が上手く行くなら自分の命が縮んでも良い。』等の心境になります。ストレートにこの言葉では聞かなくても、OP直後の喘鳴時に「後は神様を信じる」等の言葉から、そう感じます。