鼻尖縮小の後戻りは軟骨縫合の糸の弛みではない

 患者さんからのメールなど読みますと、鼻尖縮小が後戻りするのは軟骨縫合の糸が切れたり弛んだりしたからと思っている人がかなりいるようです。しかしそうではなくて、前に夏ミカンの写真を挙げましたが、ギブス固定で無理やり三角にさせられた夏ミカンが徐々に丸に戻ろうとして後戻りが生じるのです。
 ですから鼻の皮膚の厚くて硬い人、概して男性は後戻りし易いと言えます。