聖マリの(元)形成外科教授に論文の校正をして頂いた
荻野先生は、「熱可塑性材料をひも状にして使うとは画期的!感心した。」「君も仲間だ。」と言って下さり論文の下書きの校正をして下さいました。誠にありがたかったです。そしてこれが結果的に後の「お願い」へ繋がっていくのでした。(続く)
【荻野先生は、思い出せば本当に優しく温厚な先生でした。新潟大学耳鼻科の助教授だった時、東洋医大耳鼻科の教授へとの話が来て(東洋医大とは今の聖マリアンナ医大)、新潟大の教授が「教授というものは成れる時に成っておきなさい。と言われ成ったんですよ。そして2年後に形成外科の初代教授になりました。」と言われていました。後々ですが私が「美容外科」をやりたいとお話しますと案の定、美容外科そのものに強く反対され、何故か荻野先生のご自宅に呼び出され説教を受ける羽目になりました。ですがこれも人徳がなせるもので、私のように聖マリと何の関係もない医者にご心配とご配慮(また書きます)して下さったことには深く感謝しております。のちに日本形成外科学会雑誌で荻野先生が故人となられたのを知った時、ご冥福をお祈りしたものです。】