整形外科専門医認定病院では一流病院でも公募あり

徳洲会:湘南鎌倉総合病院 大学病院の医局制度には以前から社会的な非難と必要悪としての是認論が混在しつつも、昨今は、医局制度の将来像も揺らいでいるようです。
医局に属さず公募で勤めたい病院に勤めるのは20年前だって、内科・外科・整形外科なら出来ました。高給を望まなければキチンとした研修ができ、学会専門医も取得できるところもあります。都市部の徳洲会系病院にそれに類する病院は多く、私が勤められた湘南鎌倉総合病院はその最たるものでした。私は医師5年目30歳で湘南鎌倉総合病院整形外科に救急と麻酔兼任可ということで、全くのフリーで入りましたが、提示された月給は55万円(残業・休日出勤手当込)でした。大学病院の麻酔科にいた時は無給医局員でしたから「55万円」と聞いた時、有り難いと思うと同時に、ここの勤務は週100時間だから、週40時間労働換算で22万円と若いOL並み(当時のサラリーマンの平均年俸は今より約100万円高い)でしたが、あの頃は月給は生活出来ればOKくらいしか思いませんでした(続く)。