高須克弥先生のTwitter

高須先生は美容外科医なのに、医療以外のことにも正論を発信していることに感心しています。高須Twitter

北方四島は、江戸時代末期に帝政ロシアとの間で日本領として確認された日本固有の領土です。
しかし今のロシアが話し合いで北方四島を返還しないことは明白です。

すると普通の国は交戦を論じる訳で、それで丸山議員は「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と質問したのでしょうが、これは侵略戦争でなく自衛のための戦争ですから憲法9条違反に当たらない筈です。

自衛と言えばイギリス領フォークランド諸島に近隣アルゼンチン軍が侵攻したところ英軍に奪回されます。この時に日本はイギリス支持でした。

なお丸山議員は発言の機会あれば、「先日の私の質問への答えは『反対』です。」と述べたでしょう。ロシア軍には勝てませんから。

つまりマスコミと、普通の国の論調が噛み合っていないのです。マスコミの多くは戦争発言そのものがケシカランと非難していますから。

なおロシアが他国の固有領土を自国領としているところはドイツ領だった東プロイセンの上部(州都は哲学者カントを産んだドイツの古都)、フィンランド領だったカレリア地方(フィンランド第2だった都市があり)などが存在し、この2地域は固有の領土としては北方四島の比ではありません。
ですから、ロシアが北方四島を話し合いで返すことがあればドイツやフィンランドなどから大変な『返せコール』が出ますので、尚のこと北方四島が話し合いで還ることはないのです。

さて、中国は後年、日本を勢力圏下に置こうとして来るでしょうが、この時、米国が日本との関係も含めどうなっているか分かりません。日本とロシアは経済と軍事で補完できる関係にありますから、四島棚上げの親露政策は日本の国益に良いと私は思います。百年余り前に勃興するドイツ帝国を脅威として国情の大きく異なるロシアと同盟を結んだフランスのようなものです。