再生医療、若返り、PRP注射を行うクリニックにフィブラストスプレー混入を尋ねること

日本美容外科学会から会員全員にメールで注意喚起が行われていますので、ここでその内容を挙げます。
要は「皮膚潰瘍などの治癒促進に使うフィブラストスプレーは外用薬であり、注射液としての使用は薬事法違反で、様々なトラブルを起こしかねないので禁忌です。」というものです。(画像クリックで拡大)

自己血液を遠心分離して得られるPRPにフィブラストスプレーを混ぜては注射して使用している一部の美容クリニックが在ります。当院の患者さんが、そこに行って顔に打たれてはコブが出来てしまい、脂肪吸引してもケナコルト注射してもコブの解消まで出来ていないのを私は知っています。

元々PRP注射は平成16年に美容外科学会で初めて発表がありましたが、目の下のクマの凹みに効果ありと演者は言っていたものの、直ぐ効果がなくなるのが分かりました。
それから2年も経たないうちに「bFGF(フィブラストスプレー)を混ぜたら半年経っても効果が残っています。」との発表があって、フロアーから「そんなものは生理食塩水にフィブラストスプレーを混ぜても同じ効果になるんじゃないですか?」との質問が出ました。
そこからまた2~3年するうちに「生理食塩水にフィブラストスプレー単独を混ぜても効果が出せます。」と言い出す医師が出て来て、フロアーから「そんな(薬事法違反の)適応外医療をやって良いのですか!?」と少し紛糾したものです。
でも結局は、全国でこれを行うクリニックは後を絶ちません。

過去に、製造・販売元の科研製薬も美容クリニック一軒づつに「注射での使用禁止」の郵便を送っていますが、止めずに注射混入を続けるクリニックが複数あります。

そういう使用法を続ける医師を学会が除名するかと思えば学会は何もせず、このbFGF(フィブラストスプレー)の注射治療に関して日本美容外科学会(JSAPS)が、「行わないことを弱く推奨(提案)する」とHPに記述です。

なぜ「強く反対する。」「絶対に禁忌。」と書かないのか?
それは私見ですが、古くからの学会員で学会認定専門医の中でこれを続けている医師がいるからでしょう。