たれ目形成術の瞼板筋縫縮とは

私は、この15年位、たれ目形成を精力的に行っています。
この手術の原法は下瞼を反転して経結膜的に瞼板筋縫縮し、そのままでは必ず下瞼が内反して逆さ睫毛気味になりますから皮膚切除・縫合しているのですが、私は随分前から、まず下瞼の睫毛生え際ギリギリで切開し、そのまま奥に進んで[解剖図の14]瞼板筋に達したら、ここで縫い縮めています(過去のブログでは、もっと詳述)。

手術中は審美意識を高めながら工芸細工職人のように手術をしています。己の脳からアルファ波が出て、リラックスしているけど集中力が高まり、周囲の音など聞こえなくなって芸術を極めていると感じます。開業して間もない頃に出版した本のあとがきに「この分野に対する業(カルマ)が自分にはあるのだと思っています。」と書きましたとおりです。

さて高須克弥先生が「医者の本当のマウント取りは免許を取ってからスタートです。」と投稿され、ヤフコメ民の多くも賛同のようですが、身を置く環境が悪いと自身の努力だけではマウント取りにも至りません(そこが学生の受験勉強とは違います)。

外科医の場合「症例が多く、指導医が優れ、己も施術を多数できる。」この3つを備えた環境に身を置くべきで、多くの医師はよく考えて入局や就職する訳ですが、一人前になるまでは高給は諦めないと駄目です。薄給・長時間の過重労働の先にマウント取りも出来る未来があります。

私の場合、就職した大塚美容外科、コムロ美容外科、リッツ美容外科の日勤が終わったら、夕方~夜にヤスミクリニックに来ては安見院長の指導の下に深夜まで、ほぼ毎日手術症例を積めたのは、とても有難い状況でした。美容外科の常勤になっても嘗て湘南鎌倉総合病院や茅ケ崎徳洲会総合病院に奉職中と同じく、週100時間労働、年間休日は数日で勤務を続けてきたことに人間的と言えるかどうか?と問われても、私個人は後悔はないです。