ボトックス失敗や副作用 効きすぎたら消せないのか

ボトックス失敗(副作用)ボトックスに分解酵素や拮抗薬があるのかですが、ボトックス注射の打ち過ぎで一番困るのは額や眉に打ち過ぎて、眉が下がり、にらむ様な表情になってしまった場合です。
ヒアルロン酸は万一気に入らない場合、ヒアルロン酸分解酵素を注射すれば速やかに分解するから非常に使い易いものですが、実はボトックスに分解酵素は現時点では無い様です。
しかしボトックスの効き過ぎに何か対応は出来ないのか?これを考える時、ボトックスの作用機序を考える必要があります。図のようにボトックスは神経終末から筋肉へアセチルコリンが分泌されるのを抑制するから筋肉の収縮が起きなくなるわけです。
となればアセチルコリン分泌再開が出来なくてもアセチルコリンを注射で補ったらどうか?ということで実は私は3年前からやっているのですが、まあまあ効結果です。
まあまあと言う表現は、すごく良いとかでなく、注射後、「あっ動きだした。」「眉が少し上がる様になった。」との感想を聞くからです。
しかし著効するわけではありません。ですがこれしかないのです(続く)。