日本美容外科学会をひとつに(波利井清紀先生)若い先生の健闘を期待
では専門医制度は将来的に機構の示す方向にあるのかというと、現在認定されている学会単位の専門医に、すべて第三者機関に評価される。将来的にはどうなるかというと、専門医でないと広告など認められなくなりますし、逆に恐いのは標榜診療科というのはこの専門医とリンクしておりますから、たぶんこの機構の重鎮の言うには、標榜診療科そのものが標榜出来なくなってしまう可能性がある訳です。
標榜できなくなってしまえば美容外科なんか存在しなくなる訳なんですね。私は両学会話し合いなさいと言ってるんですが、出来ない。で、ここの私の提言ですけど、両学会、古い人は退任して、新しい執行部を作って交渉しなさい。
で、今、定款を読みなおしました。両学会の。ともにグサグサの定款です。細則もないし、こんなものは学会の定款と言えません。よくこれで法人化していると思いますが、役員の任期が明確化していない。それから公平な人事が行なわれるとは思われません。従がって学会の定款に沿った役員・社員を決定して、ちゃんとした学会にして初めて日本形成外科学会のSubspecialityに応募できるかどうか、載せるかどうかが分かる。
その前に2つあるとどうしようも無い。それは日本医学会もそうです。もう延々として入れない。 これを1つにするしか無いんですけど、機構が主導で最初の専門医制度が発足するまで若干の時間があります。その間に暫定期間等を作って、先程提案がありましたように、両学会が融和する必要がある。要は2つの名前があると、どうしようも無い。第三社を作っても良いけど、その時は、外形基準をちゃんとしたものにしなければならない。それから教育プログラムをちゃんとしたものも作らなけりゃならない。これはもうなかなか大変だ。まあそういう訳で若い方々が、(今居る方々に)退任してもらって、取りあえずは若返って下さい。
若返って直に話し合う、5年先、10年先まで話をする訳ですから60代前半か50代の先生方が、皆で両方とも優秀な方がいらっしゃる訳ですから、その方たちが話し合って暫定期間を設けてどうするか、お話合いになって下さい。というのが私の提言です。両学会の若い先生の健闘を期待致します。