女性化乳房の手術を脂肪吸引で

男性なのに胸が女性のように膨らんでいる状態を女性化乳房と言います。
先日ビートたけしさんの番組、朝日放送テレビ「たけしの家庭の医学」で当院のモニター様の画像を使わせて欲しいと連絡があり、了解しました。
女性化乳房の原因はは脳下垂体からのプロラクチンというホルモンの分泌過剰で乳腺自体の発育が進んでしまうもの、乳房部分の脂肪過多で膨らんでしまうもの、その両方となるのですが、よほどのことがない限り、画像のモニター様のように脂肪吸引で対応します。
多少は乳腺の発育過多であっても胸の脂肪部分を薄くすることで帳尻を合わせるというものです。
手術は硬膜外麻酔麻酔または全身麻酔で行います。直径2.5~3mmの吸引管(カニューレ)を用いて胸の脂肪部分を吸い出し、術後は幅広の包帯でガッチリ圧迫をします。この圧迫は最低でも3週間は続けた方が良く、理想は3カ月というところです。術後の痛みは軽いので術後3日目にはデスクワーク程度なら社会復帰は問題ありません。