舛添要一の当選:東京はどう変わるのか?

舛添要一舛添氏が当選となりました。元々優勢と言われていましたが、選挙運動も力一杯やったのかと思います。2月7日には私の自宅にまで自民党から投票のお願いの電話が架かってきたものです。
なお投票率は自民党支持者では70%は舛添氏、10%は田母神氏だったそうです。私は自民党支持者なら田母神氏への投票はもう少し多いかと思っていました。無党派層も舛添氏への投票が一番多かったそうです。
選挙戦の際、特記すべき事は、小泉進次郎氏が舛添氏を自民党が衆議院選で大敗し野党となって一番苦しかった時に「自民党の歴史的役割は終わった」「再生してもしょうがない」と言い放ち(離党)除名された経緯から応援するのに「大義が無い。」と言って応援演説を断った事です。これには感銘を受けました。東京都だけで韓国の経済力を少し上回ります。ここの都知事になる事が予想され大きな権力を持つ舛添氏に不快な記憶として残るのが分かっても小泉進次郎はスジを通したのは大したものです。
さて東大卒後8年で東大の助教授になったエリート国際政治学者が、選挙運動で訴えてきた介護や福祉、防災、経済、オリンピックが本意なのか疑問です。舛添氏の国際政治学の基本は大戦間のフランス外交史です。あの頃のフランスは政情不安定でドイツのラインラント進駐を傍観、ミュンヘン会談でもチェコスロバキア犠牲をしてしまい4年後に自国が敗戦・占領されました。だからフランスでは戦後ゴーリスムが支持され今に至りますが、そういうスタンスで東京都政の舵を切って行くのは橋下氏の大阪都構想より怖くあります。