性同一性障害(GID)の人は30代以降は厳しい。

 一昨日の人は性同一性障害(GID)の男→女(MTF)の若い人でしたが、30代後半以降の人とのカウンセリングでは、私もニコニコばかりしていません。よく聞くのが、「20歳位の時に女として生きて行こうか、かなり悩んだんだけど、まだ時代が許さなかったのです。それで外見は普通に男として会社に勤めて十数年経つうちに、やっぱり自分に嘘はつけないし、時代が好転してきたので、今、勇気を出さないと年齢的にもうギリギリと思って来院しました。」などとの話はもう何人からも聞きました。そのような人の場合、20代は無理して男らしい気持を持とうと努力してきた事が往々にしてあったようで、昨日書いた体に心を合わせるか、で頑張ったんだけど、結局、心に体を合わせるか!? が自分に素直に生きるもの、つまり性とは心を生きると書く。」と悟ったという話を聞かされます。
 ただ、私は2つの問題、①社会的にパス度は高いか?(パッと見て女性に見えるか?)を見て、②職を失わないか?を質します。
・・・30代後半だと、もうどうしてもオトコが染みついて可憐な女性に見える人なんて居ないです。だから今まで男性として接客業(セールス、営業)をしていた人が、美容外科クリニックで顔・胸の美容整形もしたとしても医療技術に限界があり、女性として生きるには外見的にパスし難いケースは多々あると思います。
 頑張ってやって社会復帰しても、営業でセールストークしているうちに、お客さんが、「この人、ひょっとして男性?」と思われたら、もうセールスの話が先に進みません。(続く)