鼻孔縁下降は組織移植なので難しい。

鼻孔が目立つ 整形手術 患者さんから鼻孔縁下降の相談や他院修正の依頼を受ける事があります。これは昨日書きましたプロテーゼものと反対に生着の具合で成績の差が大きいので安請け合い出来ません。このHPの症例写真のように容易ならぬものと思って下さい。しかし左記に下手な絵を描きましたが、やはり鼻の穴が目立つのは見苦しくあります。
下手な絵のついでですが、私は33年前の大手予備校生の今頃は、絵と言いますか漫画ばかり描いていました。その頃一番親しかった同じ浪人生だった人から、つい先日「ホームページを読んでいましたら院長は私が予備校で一緒だった木村君ではないですか」とのメールが来ました。これには驚きました早速返事を書きましたら、何と私も名前を知っている大病院の事務長に昨年就任されていました。病院のHPを見ましたら、あの頃の面影を残して顔写真まで載っていました。彼は医家とは無関係だったと記憶していますが、メールを読めば病院に一介の職員として入社し事務系トップに上り詰めた様です。メールには「漫画家をあきらめた後 医師として頑張っていらっしゃることを 本当にうれしく思います。」とありましたが、私も彼が立派な人物になっていた事を本当に嬉しく思います。
また今は知人でしかありませんが、大学病院の教授になっている昔の親友がいます。あの頃はお互いの結婚式に出ては私はスピーチ、彼は流暢な英語の歌を歌ってくれた等ありましたが、当時私は彼がいずれは唯一の後継ぎとして街の開業医になるものとばかり思っていました。
人生とは分からぬものです。私も医学部卒業時には洋々な未来を考えていましたが、27歳にして日本美容外科学会に初めて参加した時、斜め後ろに居られた学会の重鎮、安見正志先生にたまたまボールペンをお貸しした事がありました。しかしその時、後年、伝統ある「安見整形」を継ぐ事になる等、全く予想もしていませんでした。人生とは面白いです。