2つの美容外科学会の統一 ⑫(臨時美容外科学会総会 司会高須克弥先生)

昨日、JSASの日本美容外科学会があり、「JSASとJSAPSの統合」とのことで高須先生が壇上でスピーチされていましたが、「形成外科の中に美容外科を含むような狭い考えでない、向こうの執行部との話し合いでも統一した学会では、JSASの美容外科専門医はそのまま専門医として認める、その後も形成外科専門医と同等の力のあるものは美容外科専門医として認めて行く。」このように言われたように聞こえました。対等合併のようにも言われましたが、『形成外科専門医と同等の力のあるもの』このあたりが曖昧ですから後々の事が気になります。
松山先生が懸念を表明(私は到着が遅れて聞けず)、保志名先生が美容外科の標榜は梅沢文雄先生と武見太郎先生の十数年の努力と発言。それで私も挙手して、このブログで書きました「形成外科の立場で考えれば(大森系が折れて条件に形成外科専門医を外すのは)絶対無理。」と述べました。それを受けて市田先生は「2つとも学会に入っている人が無理というのは意外。」と言われ、対等合併の立場を表明されましたが、私からすれば市田先生が対等を口にされる事こそ意外に思えました。その様な発言を個人的に過去2回聞いています。
過去に、高須先生が「稲葉先生!先生は、こちらの学会の理事で在られますが、向こうの学会ではヒラ会員です。歴史的に美容外科を名乗る正当性があるのは、こちらの学会です。その理事たる者が、あちらの学会に出られる事は止めて頂きたい!」「森川先生! 私は、こっちの方からあの学会に三行半を突き付けてやったんです!」と言われていたのを懐かしく思い出します。