美容外科は漫画のリベンジ

美容外科は漫画投稿失敗のリベンジ 漫画の投稿3回失敗して医学部に行った自分にとって、リベンジとしての美容外科は入学時から念頭にあり、そのために形成外科を経てというのは医学部4年生の時には考えていました。しかし当時の母校の形成外科は余りに存在感が小さく講義も試験もロクに無い状態でしたので、代わりに、整形外科と一般外科はかなり勉強していました。するとこの科に愛着を持ってしまうもので、医学部4年生~卒業1ヵ月前迄ほぼ形成外科へ入局するつもりでしたが、原病院の形成外科認定施設の許可が降りなかったのを機に江崎先生から整形外科を勧められると、たちまち整形外科入局を決断できました。
 ですが江崎先生へご相談させて頂く事になったのも、本来、師匠と仰ぐはずだった上敏明先生が、原病院の不認可後に直ぐ原誠先生とネパールに学術調査に旅立ち相談が出来なかったからです。旅立ち前に上先生は「原病院は残念だったが、こうなったら保健衛生の形成外科に入局するかい?」と言われたのですが、美容外科の話で中島助教授に怒鳴られ、上先生の後任の吉村陽子先生(現在は教授)にも、イヤ~な顔をされ、「美容外科は訴訟が多いですしね。」と言われたものでした。
 上先生がネパールに行かれなかったら江崎先生へのご相談は無かった筈ですから、以前、上先生に「師匠がネパールに行かなかったら私には随分違った人生があったんですよ。」と笑って言ったことがあります。ただ卒後の整形外科選択から今に至る医師人生に後悔はなく、これも良かったんだろう。と思っています。何にしても真っ白に燃え尽きるまで頑張る事ですね。『あしたのジョー』です。