二重小切開(部分切開)の長期経過

二重には埋没法と全切開法の中間的な術式として小切開法(部分切開法)というのがあります。
黒目の上を約1cm切開して行うのは目頭側と目尻側でラインが浅く折れ目の深さが不均一で批判も多く私は20年以上前から、切開を2カ所とか3カ所に分けて行っています。
この場合の仕上がりや術後の経過の安定性は割りと良いものがあり、当院モニター様で定期的にご来院頂いて9年近くなっている人の経過をご紹介します(画像クリックで詳細が見えます)。
この人の場合、術後は1週間では腫れは引いていませんが、それでも全切開ほどの腫れではなく、その後の経年的な経過観察でも、二重のラインは安定していて、ラインが取れる心配はないように見えます。

なお、このモニター様のような日本人として自然な感じの二重には小切開の経過は良好な例が多いのですが、10数年前に私は患者さんのご希望から白人並みの広い二重を小切開で作った経験が何人もあるのですが、長期成績でみると、何年も経ってから二重のラインが浅くなって、後になって全切開した人がいます。
また、日本人として自然な感じの二重であっても、窪み目や逆に出目、アトピーなどで瞼を擦る習慣のある人などで、後年にラインが浅くなっている人もいますから、「小」とついても切開だから絶対安心と断言できるほどではないです。

しかし、埋没法の二重より明らかにラインが取れにくいですし、画像のように傷が殆ど目立ちませんので、やはりダウンタイムが2週間ほど取れるなら若い人が選択して良い手術です。