イリザロフ法研究会への出席

イリザロフ法研究会 今、日本運動器再建・イリザロフ法研究会の会場で丁度、休憩時間ですので、ちょっとブログで中継します。
 整形外科医でもある私にとって、この研究会は毎年出ていますが、参加して楽しくあります。それは学会というより発表症例の診断と治療への遠慮無き自由討論会という感じで、参加者は所属大学は違っても、志を同じくする知人医師たちが集まって本音で自分の意見をブツケ合うという感じで熱いからです。年配の先生などは、他大学の先生に対しても前々から知って気心が知れてるからでしょうが、友人に意見する様な平易な喋り方もしますし、オカシナな話が出てば会場内で爆笑に包まれます。
 美容外科医師の立場の私にとって直接役に立つ話は腐骨の扱いをどうするか?、骨軟部組織へのメカニカルストレスはどう働くのか?などに限られますが、整形外科は形成外科を生んだような科ですから、炎症とか感染の診断と対応とか間接的には自分の今の医療に役立つ話もそれなりにあります。
 ただこの学会に参加したくなるのは直接・間接に役に立つというより、参加して楽しいからというのが本音の動機です。本当に熱い研究会で、さっきも某先生が「今日は23時まで徹底討論会です。」と言われたように、夕食会の後、まだまだ症例検討・討論会が続きます。
(追加)食事は1時間位で切り上げ、食事会の会場がそのまま症例検討会場になりました。発言も長崎の先生が東京の先生に「竹ちゃんは、そこまでやりますか?」などと発言は和気あいあいながらも、「もっと注意深く見るべきです。これは実は内顆も外顆もローテーションして変形治癒しています。ですから関節軟骨まで切りこんで整復し内顆から合わせる・・・。」などと難治症例のオンパレードで頭を使い非常に意義深くありました。また凍結保存骨・軟骨について良い話が聞けました。尚この分野は私が整形外科医として最も得意としていた分野で経験豊富でしたから、今でも実践投入されればキッチリ役目を果たせる気がします。