形成外科転科への迷い1(回想)

久留米大学病院 私が久留米大在職時は麻酔科勤務でない時も整形外科の手術の合間に形成外科の手術のチラ見をさせてもらったり、日曜の形成病棟(他科混合)での傷のガーゼ交換の見学を許して貰ったりと勉強させてもらった事を大変感謝しておりますが、最後まで転科のご相談は出来ませんでした。それは前日書きましたように久留米大形成外科は美容外科に縁遠く、もし田井教授に、「美容外科…」と言えば、私が保健衛生大6年の頃に中島助教授に怒鳴られたことが再現されるようで、恐ろしくて口に出せなかったのです。(それとあの時点で整形外科の医局にそんな相談をした事がバレると困りました。ただ福岡県内の昭和大・長崎大・京都大[小倉記念]の出向病院に見学に行く際は、それを口実に許可してもらいました。)
 さて、私は久留米大在職時、大森系美容外科学会(JSAPS)に出席した際、(今以上に)『ここの学会参加者の半数近くは昭和大か北里大関係者なんだ。』と思いました。平成2年の高知で地方会があった際は会長が昭和出身の毛山先生だったので、やたら昭和の先生が多く参加しており、聞けば「今回の学会は、まあ昭和の同門会ですな。」などと笑って言っていました。そして懇親会の2次回の昭和ばかりの集まりに、その昭和ご出身の先生に連れて行ってもらい、ビールをを飲まされながら「先生もウチに入り直しなよ。」と言われると非常に嬉しい気持ちになり、形成外科に入り直すなら昭和か北里かな? と思っていたけど、やっぱり昭和と思いました(続く)。