目頭切開術前に漫画を持って来た

目頭切開手術で尖らせる 先日の目頭切開の手術の患者さんで、カウンセリングの時、「鋭すぎるくらい目頭を尖らせて下さい。」と言っていた人がいました。私は「分かりました。より正確を期すために手術当日は理想のモデルの写真を持って来て下さい。」と言ったのですが、当日なんと某漫画の表紙を持って来られました。
大抵の人は実際の人間の写真を持って来られます。雑誌の切り抜きでも良いし、ネットの画像をプリントしてくれた物でも良いです。ただスマホに入れた画像を術前にちょこっと見せられただけでは、やや辛いものがあります。術中に再度見るため、その画像のモデルの名前を聞いて職員にパソコンから探し出して印刷して術中に見ながら調整する等ということがあります。
ただ、先日のように漫画を持って来る人は少ないです。ご本人曰く、「なかなか良いのがなくて本屋でこの漫画を見つけました。」と言われました。ただ漫画と言ってもこの絵は割と写実的で上手い絵ですから参考になり、この感じに沿って手術をしました。直後に鏡で見て頂きましたが、ほぼ完璧に出来たようで大変喜んで頂けました。
今回の 漫画は上手いから良かったですが、ギャグ漫画みたいな絵や、ご本人が描かれた超ヘタな絵で手術をお願いされると困ります。やはりある程度大きな実際の人間の正面の写真が一番参考にし易いものです。