フェイスリフト / 非常事態宣言

このモニター患者さんは40代ですが、加齢による頬の軟部組織の下垂がありましたので、フェイスライン近くの脂肪吸引をしてボリュームダウンを図ると伴に、脂肪吸引の吸引管をほうれい線やマリオネットラインのところまで繰返し皮下に通すことで剥離を行い、SMASリフトも併用し好結果を得ています(画像クリックで拡大)。
しかしフェイスリフトとは、この人のように耳の前・後ろ・耳上まで切開が入り、広範囲に剥離しますと、術後しばらくは結構腫れて、皮下出血班も黄色~紫色で生じますから、1週間後に知人に会うのは厳しいもので、ダウンタイムは2週間くらいを考えて欲しいです。またダウンタイムの最初の3日間くらいは包帯グルグル巻きで外せません。

なお剥離した皮膚は一時的には感覚鈍麻や硬結をみるのも覚悟するべきです。そして本当に落ち着いた時の、耳の前・後ろ/耳上の傷ですが目立たないまでも、よく見れば分かる程度に残ります(消えません)。
以上、お手軽ではないのですが、若さを取り戻せた喜びには代えられないものがあります。
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本日、非常事態宣言が出ました。私が2日前の昼に書いたブログで政府は発令しないだろう旨を書きましたのは経済に深刻な打撃を与えることは避けるべきであるし、死亡者数で、列国と人口比(米:3.2億人余、仏も伊も6000万人台、西は4000万人台)から見れば、日本での死亡率は明らかに少ないからです。特に欧米と異なり70歳未満での死亡が明らかに少ないことが特徴です。
しかし実際に発令された訳ですが、中身を見れば今まで啓蒙されていたのと殆ど変らず自粛の要請はあっても今後も電車に乗って通勤は行えるし、JRは運航本数は変えないとの発表です。
欧米のような勝手な外出は逮捕や罰金とはまるで異なります。

これでは非常事態宣言など出さなくても同じじゃないか?とも思えるのですが、このような形で国民へ訴えたことで、意識を変える効果は大きいと思います。

今まで色んな方面から「非常事態宣言の発令やロックダウン(都市封鎖)をしろ!」と騒がしかったですから、この辺りが落とし所かと思います。
日本人は秩序や良識で動く道徳心の高い民族ですから、強制性を伴う非常事態宣言より、この度の形の発令は良かったのだと思いたいです。